1.1 長距離バス路線(昭和)・年表

・・内容は基本的にはwikipediaと各社社史をもとにまとめました
・・一部には必ずしも‘長距離‘とはいえない路線も扱っています
・・部分的に’バスターミナル’は’BT’、’バスセンター’は’BC’と省略した表現をしています
・・各文頭には、基本的にはその記事の主体となる当時の事業者名を表示しました(’株式会社’は一部省略)。 例外として鉄道省営バスとのちの国鉄バスに関しては、’省営バス’、’国鉄バス’ということばをつかって表示してあります 

昭和4年
1929
梓川電力、奈川渡-中の湯(ともに長野県 現・松本市)(約15Km) バス運行開始
・・梓川沿いのこの路線は観光開発よりも電源開発が目的であった
  
昭和5年
1930.12.20
省営バス、岡多線、岡崎駅―多治見駅(57.1Km)
         瀬戸記念橋駅―高蔵寺駅(8.7Km) 運行開始
・・この路線が鉄道省営バス(現・JRバス)の第1号路線である
・・使用される車両は、国内の自動車工業育成のため国産車が採用された
・・瀬戸記念橋の’記念’とは、この地方を大正天皇が行幸(公式訪問)したことがあり、それを記念して瀬戸川に架橋したことによる

昭和6年
1931.5 
省営バス、防長線、三田尻駅(現、山陽本線防府駅)―山口駅  運行開始 
・・省営バスの第2番目の路線となる

昭和7年
1932.8.26 
箱根土地、軽井沢―北軽井沢―三原―草津温泉 運行開始 
・・軽井沢地区の西武(系)バス事業者は、箱根土地(直営)→国土計画興業(直営)→西武自動車→西武バス→西武高原バス、と変せんしている
・・三原とは現在のJR吾妻線の万座・鹿沢口駅付近の集落である
・・軽井沢―草津温泉間にはすでに1926年9月18日に草津電気鉄道(のちに草軽電気鉄道に改称)が路線を全通させている
1932.10.1 
京浜電気鉄道、品川-横浜 直通路線バス運行開始 
 
昭和8年
1933.3.23 
省営バス、防長線、山口駅―東萩駅(50Km)間を延長 
1933.7.18 
東海自動車、伊東―下田(約55Km) 運行開始
・・伊豆半島東海岸沿いのルートである 
1933.8.1 
省営バス、白城線、美濃白鳥―牧戸(32Km) 運行開始
1933.8.26 
箱根土地、軽井沢―(専用有料道路)―三原―草津 運行開始
・・同社では観光開発のため鬼押し出し付近に専用道路をつくっていた 
・・これにより、軽井沢から草津へは2つのルートを有した
1933.10.14
省営バス、和田峠線、下諏訪―上和田(29Km) 運行開始 
1933 
松本自動車、奈川渡-中の湯(15Km)梓川電力より譲受
・・中の湯は上高地入口の釜トンネルより2Kmほど下流にある地点
・・その後松本自動車は1943年に松本電気鉄道にが戦時統合されている
   
昭和9年
1934.6.10
省営バス 札樽線、苗穂―手宮(=小樽市街地北方)(43Km) 運行開始 
1934.8.5
省営バス 十和田線、青森―和井内(=十和田湖の南岸) 運行開始 
1934.8.15
省営バス 雲芸線、出雲今市(現・出雲市)―備後十日市 (現・三次)(104Km) 運行開始
1934.9.1
省営バス 広浜線、大朝―浜田港間を延長
・・これにより、広島と浜田港がつながる (124Km)
・・広島-浜田間の所要時間は6時間ほどであった
1934.9.6
省営バス、岩日線、出合橋-日原(51Km) 運行開始
1934.12.30
神姫自動車、姫路―明石 運行開始
1934
上高地乗合自動車、上高地河童橋まで運行開始 

昭和10年
1935.7.21 
省営バス、予土線、九万―佐川(71Km) 運行開始 
1935.8.1 
省営バス、十和田線、和井内―毛馬内(現・花輪線十和田南駅)運行開始
・・これにより、青森と毛馬内がつながる (110Km)
・・毛馬内は‘けまない‘と読む
1935.8.1 
京阪自動車、七条大宮―今市(現・大阪市旭区) 運行開始 (京阪国道経由)
・・京阪国道の開通により京都と大阪を結ぶバスが運行できるようになった。
なお、当時の京阪国道は現在の京都府道・大阪府道13号線(京都守口線)である
・・大阪市の今市という地点は大阪市の中心からほど遠く、守口町(現・守口市)との境目付近にある。これより南は大阪市との運輸協定をむすぶことなしには路線を開設することができなかった
1935.8.21
省営バス、山鹿線、肥後大津―南関(熊本県北部)(48Km) 運行開始
1935.12.11 
省営バス、吾妻線、渋川―真田(85Km) 運行開始
1935 
松本自動車、上高地河童橋まで直通運行開始 
 
昭和11年
1936.10.16
省営バス、紀南線、尾鷲―上木本(かみきのもと)(44Km)運行開始
・・三重県道松阪新宮線の開通により矢ノ川 峠(標高807m)をこえる路線バスが、約3時間弱の時間をかけて走ることとなった。峠付近から見下ろすリアス式海岸と熊野灘の景色は’絶景’と評しても十分余りあるものであったという
・・なお、木本という地名は現在の熊野市市街地(と周辺)地区の旧称である

昭和12年
1937.1.1 
両備バス、倉敷―味野(倉敷市の南方)―宇野(玉野市)  運行開始
1937.3.25 
省営バス、京鶴線、京都駅―鶴ヶ岡(69Km) 運行開始
  
昭和13年
1938.5.10名鉄自動車・尾三自動車・南信自動車、名古屋(東田町)-足助—根羽-飯田(148Km)急行便運行開始
・・経路はおもに現在のR153をたどる
・・一日3往復、キャブオーバー型のリクライニングシートを備えた13人乗り(シャシーはシボレー社製)車を使用。所要時間は約6時間であった
・・営業成績は良かったという
・・1941.8.31 休止
1938.6.20省営バス、福浪線、福島―浪江(75Km) 運行開始

昭和14年
1939.3 
岐阜自動車㈱、岐阜―郡上八幡 直通運行開始
・・これまでは美濃にて乗り換えが必要であった
(1937年より1939年まで美濃―郡上八幡間は郡上バスによって運行されていた) 
 
昭和15年
1940.8.8 
省営バス紀南線、上木本―紀伊木本(現・紀勢本線熊野市)(1Km)を延長
・・これは同日に和歌山、新宮方面より紀伊木本まで延長してきた鉄道線の開業のあわせたもの 
 
昭和16年
1941.6岐垣鉄道組合、岐阜―大垣(岐垣国道経由) 運行開始
1941.8.31名鉄自動車ほか2社による名古屋-飯田間の急行便 運行休止
1941.10.1
(乗合バスのガソリンの使用が全面的に禁止される)
・・これ以降は代燃装置(木炭を燃焼させて使用)が車体後部に設置され運行された。しかしこれによりエンジンの寿命が縮まる結果となった
  
昭和17年
1942.8.1上信電気鉄道、内山線、下仁田―(内山峠)―中込(現・長野県佐久市)(42.3Km) 運行開始
・・所要は2時間30分であった
・・運賃は1円95銭であった(現在の貨幣に換算すると約3000円くらいになる)
・・1943.10.4 休止

昭和18年
1943.9上信電気鉄道、高崎-京目-前橋 運行開始
・・同社は平成に入り多くのバス路線を廃止したがこの路線は令和に入っても直営路線として継続されている
1943.10.4上信電気鉄道、下仁田―中込 運行休止
・・燃料としては木炭が使用されたためエンジンの故障が続出したという
 
昭和20年
1945.8.15
 (終戦)
  
昭和21年
1946.11 
瀬戸内運輸、今治-新居浜 運行開始 
 
昭和22年
1947.2.18省営バス、遠野―陸前高田(52Km) 運行開始
1947.3.20頃全但交通、豊岡-神戸(県庁前)(165Km)運行開始
・・一時この路線が国内最長距離の路線であった
・・途中の停留所としては、江原、八鹿、和田山、生野の4か所があった
・・姫路から神戸まではR2をたどり所要は5~6時間であった
・・車両は白地に窓下に1本ラインの入ったトヨタ製1946年式のボンネット車が使用された
・・運賃は60円(現在の貨幣に直すと1000円くらい)を予定していた
・・3月11日に試運転がおこなわれ、同月20日ごろ運行開始予定としるされる
(神戸新聞(神戸市立中央図書館所蔵)1947年3月12日刊による)
1947.3伊予鉄道・瀬戸内運輸、松山-小松 および
                松山-壬生川 運行開始
・・1946.11.15 両社において相互乗入協定締結                
1947.6.21省営バス、紀伊田辺―熊野本宮-請川(73Km) 運行開始
・・以下の変遷がある
●1949.6.1  国鉄に移管
●1987.4.1  JR西日本に移管
●1988.4.1  西日本JRバスに移管
●2002.4.1  栗栖川-熊野本宮間 廃止 (龍神自動車に移管)
●2009.10.1 紀伊田辺-栗栖川 廃止 (明光バスに移管)
1947.7千曲自動車・松本電気鉄道 上田―松本 運行開始 (相互乗入れ)
 (R143、小泉、青木、青木峠経由)
・・1973.12 運行休止
1947.5.24省営バス、川本線、石見大田―大朝 (72Km) 運行開始
・・このうち、石見大田―石見川本に関しては、1963年4月に’川本北線’と路線名を改称している
 
昭和23年
1948.6.1神姫合同自動車、明石-姫路 運行再開
1948.6.1神姫合同自動車、明石‐三木‐小野‐西脇 運行開始
1948.6.1神姫合同自動車、姫路‐山崎‐曲里 運行開始
1948.6省営バス、広浜線 急行便運行開始 (約120Km)
1948.7.15阪急バス 梅田―有馬温泉 直通急行便運行開始 (池田、蓬莱峡経由)
1948.8.8三重交通、名古屋―四日市 運行開始
1948.10.1神姫合同自動車、神戸-姫路 直通急行便運行開始
1948.10.1神姫合同自動車、神戸―西脇 直通急行便運行開始
1948.11.5東武鉄道、大宮—太田-広沢-桐生天神町(77.6Km) 急行便運行開始
・・当初トレーラーバスを使用
・・以下の変遷がある
 ●1953.3.27 大宮-東京駅間 延伸認可
 ●1953.5.1  大宮-東京駅間 延伸
 ●1971.8.9  休止
 ●1972.7.26 廃止
1948.11.5東武鉄道、大宮—太田-足利(69.8Km) 急行便運行開始
・・当初トレーラーバスを使用
・・以下の変遷がある
●1953.5.1  大宮-東京駅間、および足利-桐生間 延伸
●1971.8.9  休止
●1972.7.26 廃止
1948.12.21奈良交通・三重交通、相互乗入れ協定により、小口橋(奈良県下北山村)‐木之本駅(現・熊野市駅)前 運行開始
・・なお、小口(こぐち)集落は七色(なないろ)ダムの建設により1964年に全戸立ち退きしている。小口橋は1923年に架かった吊り橋である

昭和24年
1949.3.1京浜急行電鉄、横浜-三崎 運行開始
・・1970.12.1 横須賀-三崎間に短縮
1949.3.1東京都交通局・京浜急行電鉄、東京駅(八重洲口)-川崎 運行開始(相互乗入れ)
1949.4.1近畿日本鉄道・奈良交通、大阪(平野元町)―王寺(奈良県) 相互乗入れにより運行開始
1949.5山形交通、山形―米沢 運行開始
1949.5山形交通、山形―長井(約40Km) 運行開始
1949.6.1(日本国有鉄道 発足)
・・これにより、鉄道省営のバス事業は国鉄に移管される
1949.7.1国際自動車、東京駅―箱根ホテル 運行開始 (弾丸バス)
1949.8.10神姫合同自動車・日ノ丸自動車 上郡―鳥取 運行開始
・・この路線は翌年、上郡より姫路発着に改められる
1949.9.30近畿日本鉄道・奈良交通、大阪(阿倍野橋)―奈良 運行開始
・・大阪市との運輸協定により、平野元町6丁目-阿倍野橋間が延長運行できるようになった
1949.12.1日ノ丸自動車、米子―松江(殿町)(32.2Km) 急行便運行開始
1949.12セントラルバスステーション(岡山県)、開業
・・日本初のデパートに併設されたバスターミナルであった。大阪の阪急百貨店(阪急梅田駅に併設されて立地している)をヒントにつくられたという
・・のち天満屋バスステーションに改称された
・・1968年 西側の敷地に新築移転
 (元の敷地には天満屋本館が建設された)
1949千曲自動車、佐久上田線 開業

昭和25年
1950.2.1西日本鉄道・九州産業交通 福岡―八代、急行バス乗継による連絡運輸開始  (山鹿にて乗換)
1950.2.1琴平参宮電鉄、高松-坂出―丸亀 運行開始
1950.4.19神姫合同自動車、姫路-大原-鳥取 運行開始(126Km)
1950.4.19神姫合同自動車、上郡―津山 運行開始
1950.4.20日ノ丸自動車、姫路―大原―鳥取(126Km) 運行開始
1950.4.21東武鉄道、新伊勢崎駅‐渋川-四万温泉(72.7Km) 運行開始
・・1972.4.19 廃止
1950.4.26駿豆鉄道、湯河原―箱根―小田原 運行開始
1950.5.16長崎県公共事業部(現、交通局)・西肥自動車、長崎―佐世保 運行開始
 (現・R34、大村経由)

1950.6.1

広島電鉄、広島―三次間の路線バス便と国鉄バスの三次―出雲今市(現・出雲市駅)間の便と接続して陰陽連絡ルートを設定
1950.6.1国鉄バス雲芸線、出雲今市(現・出雲市)駅―備後十日市(現・三次)駅(104Km) 夜行便運行開始 (銀嶺号・わかたか号)
・・所要は7時間であった
・・1954年 廃止
1950.6.26神戸電気鉄道・神姫合同自動車、平野(神戸市街北端)-有馬町 運行開始
・・この時点では、平野以南に関しては神戸市交通局との相互乗入れ協定が実現していないため運行されていない
1950.6仙北鉄道、仙台―石巻 運行開始
・・仙北鉄道㈱はかつて東北本線瀬峰駅から築館、登米方面に向け鉄道路線を営業していた会社である。1964年に宮城バス㈱(2代目)に改称した
1950.7.1名古屋鉄道、名古屋駅前―多治見駅 運行開始 (名多線)
1950.7.15国鉄バス、予土南線・予土北線、松山-久万-落出-佐川 急行便運行開始
1950.8.6西日本鉄道・九州産業交通、大牟田―山鹿(約30Km) 運行開始
・・1950.5.26 両社により運輸協定締結
1950.8.20堀川自動車、福岡―黒木 運行開始 (西日本鉄道との協定により福岡乗入れ)
・・この路線は堀川自動車による単独運行である
・・1950.7.28 西日本鉄道との運輸協定締結
1950.9.1西日本鉄道・大分交通、福岡―大分 特急便運行開始
・・1950.5 両社により運輸協定締結
1950.9.1西日本鉄道・大分交通、門司―大分 特急便運行開始
1950.9.11西日本鉄道・祐徳自動車、福岡―武雄 特急便運行開始 
・・1950.6.21 両社により運輸協定締結
1950.9.11西日本鉄道・祐徳自動車、久留米―祐徳 特急便運行開始 
・・1950.6.21 両社により運輸協定締結
1950.9.11西日本鉄道・祐徳自動車、久留米―武雄 特急便運行開始
・・1950.6.21 両社により運輸協定締結
1950.9.15西日本鉄道・九州産業交通、福岡―熊本―日奈久 直通便運行開始
・・1950.5.26 両社により運輸協定締結
1950.9.24北陸鉄道・富山地方鉄道、金沢駅前-津幡四ツ角―石動駅前-高岡駅前 運行開始
・・以下の変遷がある
●1951.6.30 富山地方鉄道㈱より加越能が分離独立し同社担当となる
●1953.11.15 北陸鉄道が撤退
1950.10.1西日本鉄道・日田自動車、福岡―杖立 特急便運行開始
・・1950.7.19 両社により運輸協定締結
1950.10.1一畑電気鉄道、北松江(現・松江しんじ湖温泉)-広島 運行開始
・・以下の変遷がある
 ●1950.12.20 宮島口まで延伸 (路線延長が223.6Kmとなる)
 ●1951年     トレーラーバス使用     
 ●1956.12.10 運行休止     
 ●1958.4.1   運行再開
 ●1960.7.25  広島電鉄との相互乗り入れ路線となる
 ●1964.11.6  出雲大社まで延伸
1950.10.20西日本鉄道・若松市運輸部、福岡―若松 運行開始
・・若松市(1963年に北九州市若松区となる)は1929年より路線バス事業をおこなっていた
・・1950.7.1 両者により運輸協定締結
1950.11.1西日本鉄道・祐徳自動車・西肥自動車、福岡―佐賀―武雄―佐世保 運行開始
・・1950.7.20 3社により運輸協定締結
・・1953年     休止
・・1966年       復活運行
1950.11.1三重交通、名古屋―湯の山 運行開始 (パール号)
1950中国鉄道、岡山―津山―奥津温泉 直通急行便 運行開始
1950.3岐阜乗合自動車、新岐阜―郡上八幡 運行再開
・・同社初のロマンスシートを備える新車が採用された
・・2008.10.1 美濃にて系統分割
1950静岡鉄道、静岡―相良(静岡県 現・牧之原市) 運行開始
1950箱根登山鉄道、東京駅八重洲口‐横浜駅東口‐江ノ島駅―熱海 運行開始
1950箱根登山鉄道、東京駅八重洲口‐横浜駅東口‐江ノ島駅―箱根町 運行開始

昭和26年
1951.2.12
信南交通・伊那自動車、飯田―辰野 特急便運行開始
・・1日5往復、所要:2時間30分
1951.3.31 
山陽急行バス、下関―山口  運行開始
1951.4.10 
国鉄バス、予土北線・予土南線、松山駅―高知駅(132Km) 急行便運行開始 (下り:’くろしお’号、上り:’いでゆ’号)
・・当初急行便は約6時間を要していた
・・以下の変遷がある
●1961.8.8   マイクロバス使用した特急便(所要:4時間半)運行開始
          (定員は12名(のちに14名に増員)であった)
●1965.7.15 マイクロバス使用を改め大型車化
●1967.8.1  予土南線と予土北線を統合し松山高知急行線に改称
●1969.2.1  特急、急行便とも’なんごく’号に改称
●1998年    全便 急行便に統一
●2001.12.1 13往復3往復に減便
         (高速道経由の’なんごくエクスプレス’運行開始のため)
●2002.9.1  急行’なんごく号’ 全廃 
1951.4.25 
防長自動車、湯田―広島 運行開始 
1951.5.12 
神姫合同自動車、姫路-赤穂-日生(ひなせ、=岡山県) 運行開始
・・まだこの時点では国鉄赤穂線は開通していない。日生まで鉄道線がつながるのは1955年3月のことである
1951.5.15 
北陸鉄道、金沢―小松 急行便運行開始 
1951.5.15 
北陸鉄道、金沢―和倉 急行便運行開始 
1951.6.15 
信南交通・伊那自動車・松本電気鉄道・川中島自動車、飯田―長野(179.4Km)など 運行開始 (みすず急行)
・・みすず急行という名称は公募により決定された(4月10日の新聞記事)
・・長野ー飯田の場合、経路は長野から塩尻までR19をたどり、それ以南は現・R153(=小野経由)を南下した。所要はは4時間50分であった
・・この路線の運行は松本ー飯田(1便)、長野ー飯田(計2便)、松本ー伊那(1便)、長野ー松本(1便)の4系統をもってスタートしている。全便が長野-飯田を運行していたのではない
・・また信濃毎日新聞1951年4月10日の記事には生坂村山清路、(現・明科町)小泉において道路(現・R19)が不通になっていて、本来4月15日運行開始の予定があとにずれこむという内容がしるされる 
1951.7.1 
北陸鉄道、七尾―穴水―門前 運行開始 
1951.7.1 
国鉄バス、七尾―穴水―飯田(現・石川県珠洲市) 運行開始
1951.7 
岐阜乗合自動車、新岐阜―飛騨金山 運行開始 
1951.10 
岩手県南自動車、一ノ関―気仙沼 運行開始
1951.11.6 
国鉄バス、京都―鶴ヶ岡-堀越峠-納田終(のたおい)―小浜(110Km) 運行開始 (京鶴線・名田庄(なたしょう)線)
・・のち1950年代のうちに堀越峠付近が水害のため不通となり、その状態が何年も続いた
・・県境付近の区間(納田終―堀越峠)は1986年3月に廃止された
1951.12.20
国鉄バス・仙台鉄道、仙台―吉岡町-陸前古川―築館町 急行便運行開始
・・仙台鉄道は1962年にほか2社と合併し宮城バスとなり、さらに合併を経て宮城交通となっている
1951頃 
帝産オート、東京(新橋)―江ノ島―湯河原-熱海(渚小公園) 運行開始
 (湘南温泉バス)
 
昭和27年

1952.3.10 

北陸鉄道、金沢駅-松任-小松駅―山中温泉 急行便運行開始 (温泉急行バス)

1952.3.10 

(京阪)京都三条BC、開業

1952.3.18

神姫合同自動車・中国鉄道・日ノ丸自動車、鳥取―大原―津山―岡山(167.2Km) 運行開始 (各社1日1往復、計3往復)

1952.3.20 

東海自動車、伊東―白浜―下田 定員制急行便運行開始 (くろしお号、なんづ号) 
・・1日2便、所要:2時間30分
1952.4.1高知県交通、高知(土佐橋)-牟岐(むぎ)(155Km) 運行開始
・・徳島バスとの運輸協定による
1952.5.2徳島バス、鳴門―徳島―甲浦(かんのうら)(122.5Km) 特急便運行開始
・・1日4往復運行、所要時間は5時間15分であった
1952.5.11奈良電気鉄道、京都駅-大久保-近鉄奈良駅-大安寺 運行開始
・・所要時間は1時間40分程度であった
・・1998.3 廃止
1952.5国鉄バス、広浜線、夜行便運行開始 (明星号)
1952.5西日本鉄道・山陽電気軌道、折尾-小森江―(フェリーボート)―下関-小野田
 運行開始
・・関門海峡の区間は日本自動車航送㈱(1950.7 営業開始)のフェリーボートによる
・・なお関門国道トンネルの開通は1958年3月であり、関門橋の開通は1973年11月である
1952.6.1仙南交通・山形交通、白石―上山 運行開始
1952.6.30神戸電気鉄道、神戸平野-三田駅前 運行開始
1952.7.5北陸鉄道、金沢-片山津温泉 急行便運行開始 (温泉急行バス)
・・この系統はのちに山中温泉まで延伸される
1952.7.25名古屋鉄道・信南交通、名古屋―飯田 運行再開 (名飯急行バス)
・・所要時間は約5時間であった
・・1日3往復(名鉄2、信南1)であった
・・1975.8.24 廃止 (中央道経由の高速バスにおきかえ)
1952.7.26神姫合同自動車、神戸‐篠山線 運行開始
1952.8.21京浜急行電鉄、東京駅八重洲口―鎌倉―三崎 急行便運行開始
1952.9.10山形交通、仙台―天童‐山形‐上山 運行開始 (現・R48、関山峠経由)
1952.11.1国鉄バス・石見交通、広島(紙屋町)―岩国駅―日原-益田(148.7Km) 運行開始
1952.12
    ~1953.1
長野電鉄、東京-湯田中 夜行便運行
・・スキーバスのさきがけといえる存在である
1952箱根登山鉄道、小田原―山中湖 運行開始 (宮ノ下、御殿場経由)
・・富士山麓鉄道との運輸協定による
1952阪急バス、大阪(天六)―京都(七条大宮) 運行開始 (京都急行線) 
1952丹後海陸交通、京都-間人(たいざ) 夜行便運行開始
・・途中停留所には、由良、宮津駅、天橋立駅などがあった
1952鹿島参宮鉄道、波崎―鹿島―水戸(約90Km) 急行便運行開始
  
昭和28年
1953.1.1
京成電鉄、東京(新橋駅)―成田不動尊(68.0Km) 運行開始 (成田定期急行線)
1953.2.9
琴平参宮電鉄、 高松―琴平 急行便運行開始
1953.5.1
東武鉄道、桐生‐大宮、足利‐大宮間の急行便を東京駅(八重洲通)まで延伸
・・同時に全便を桐生発着とし、広沢経由便、足利経由便の2本立てとした
・・桐生-東京間の所要時間は3時間10分であった
・・路線延長の認可は1953年3月27日である
1953.5.30
名古屋鉄道、名古屋駅前―下呂 運行開始 (季節運行) 
・・1959.3.20 毎日運行となる
1953.8.1京阪自動車、京都(祇園)―大阪(本町4丁目)、 
               浜大津―大阪(本町4丁目) 急行便運行開始(R1経由)
1953.8.1阪急バス、京都急行線、大阪内本町BCに乗り入れ
1953.8.1大阪内本町バスセンター 開業
・・在阪大手私鉄の路線バスが発着
・・所在地は、中央区内本町2丁目の南西部
・・不便な立地であったので、のちに本町4丁目にサブセンターが設置された
・・1960年ごろから大阪市中心部の道路の混雑が激しくなり、17年後の1970年1月に廃止された 
1953.8.11神姫自動車、西脇‐篠山‐園部線 運行開始
1953.9.15東武鉄道、南千住―野田市 急行便運行開始
・・1967.3.20 廃止
1953.10西日本鉄道・西肥自動車・祐徳自動車、福岡―佐世保 特急便休止
1953.11.15北陸鉄道、金高線(金沢-高岡)より撤退
・・加越能鉄道による単独運行となる
1953.12.5山陽電気軌道、下関―仙崎 特急便運行開始
1953.12.21東武鉄道、東京(池袋)―川越 運行開始
1953.12.28東武鉄道・会津乗合自動車、鬼怒川―会津田島 運行開始 (61.5Km)
1953岩手中央バス・東部バス、盛岡―釜石 特急便 運行開始

昭和29年
1954.5.14京浜急行電鉄、東京駅(八重洲口)―江ノ島 急行便運行開始
1954.6.26東京急行電鉄・江ノ島鎌倉観光、渋谷―江ノ島 急行便運行開始
・・1974.7.1 廃止
1954.7.1山梨交通・静岡鉄道 甲府―静岡 運行開始
1954.7.15山形交通・庄内交通、山形-新庄-鶴岡 急行便 運行開始
1954.7.15山形交通・庄内交通、山形-湯殿山-鶴岡 急行便 運行開始 
1954.9.18東海自動車、沼津―(伊豆半島西海岸)―松崎―下田 急行便運行開始
・・1日2便、所要:4時間50分
1954.9.18東海自動車、沼津ー(天城トンネル)―下田 急行便運行開始
・・1日2便、所要:3時間20分
・・新天城トンネルはこの当時はまだできておらず、旧天城トンネル(1904年開通)経由である
1954.10国鉄バス、広島―石見川本―石見大田(いわみおおだ) 快速便運行開始
・・所要時間は7時間を越えるものであった
1954.10三重急行自動車、名古屋―賢島 急行便運行開始
1954.11奈良交通、奈良―(芦原峠)―下市口―五条(約50Km) 急行便運行開始
1954.12.25山陽電気軌道、下関―秋芳洞 直通便運行開始
1954関東自動車(栃木県)、宇都宮―足尾(71Km) 急行便運行開始
   
昭和30年
1955.2白浜急行バス、内本町BC‐難波-堺-和歌山市駅―御坊-紀伊田辺-白浜温泉
 運行開始
・・所要時間は7時間であり、鉄道の普通列車より所要時間は多くかかっている。混んだ列車と異なり座席に座れることが当時の人々に受け入れられた
・・白浜急行バス㈱は1954.12.9に南海電気鉄道㈱が中心となり、明光バス㈱など和歌山県下のバス会社と共同出資により設立された合弁会社である
・・以下の変遷がある
 ●1970.1      内本町BC閉鎖に伴い難波が起点となる
 ●1973年    難波-和歌山市間 廃止
 ●1984.10.1 御坊-白浜間廃止(和歌山-御坊間を御坊南海バスに
         移管)            
1955.3.1国鉄バス、金沢―七尾-穴水-能登宇出津(のとうしづ)-能登飯田 夜行便運行開始 (のと号)
・・1日1往復、所要時間:7時間
・・なお、この当時能登飯田まで鉄道線(能登線)は通じていなかった。能登飯田まで鉄道が通じたのは1964年9月である
・・1974年 廃止 
1955.3.15東武鉄道 寄居―新町-高崎-伊香保(73.9Km) 運行開始 (1日4往復)
・・1971.1.1 廃止 
1955.3.20九州産業交通・宮崎交通、人吉―えびの(宮崎県)―吉松(鹿児島県)
 運行開始
1955.4岩手県南自動車、盛岡―大船渡 運行開始 (急行盛岡大船渡線)
・・2007.12.3 遠野経由便 新設
・・2014.9.20 1往復を東北道・釜石道経由に変更
1955.6.1道南バス 室蘭―札幌 急行便 運行開始
・・1975.1 休止
1955.6.21岩手県北自動車、盛岡―宮古 運行開始
1955.8.1

名古屋鉄道・豊橋鉄道、名古屋駅前‐豊橋駅前 運行開始 (名豊線)

1955.8

九州産業交通、熊本(辛島町)—人吉 運行開始
・・以下の変遷がある
 ●1980.3.26 10往復のうち9往復を九州道にのせかえ
 ●1982.2    国道経由便(1往復)を廃止
 ●1992      路線廃止

1955.8.16

国鉄バス、美伯線、津山駅―上井(あげい)駅(現・倉吉駅) 運行開始
・・1985.4.1 休止

1955.10.1

東武鉄道、南千住-野田間の急行便を東京駅(八重洲通)まで延伸

1955.11.25東武鉄道、館林駅―太田-駒形-前橋(県庁前)(52.6Km) 運行開始 (太田、駒形経由、1日4往復)
・・ほどなくして伊香保温泉まで延長された
・・1972.12.21 再び前橋(北前橋)が終点となる

昭和31年

1956.2.16

広島電鉄、呉―広島―岩国 直通便運行開始
1956.2神姫合同自動車・中国鉄道・日ノ丸自動車、鳥取―大原―津山―岡山 休止
・・1966.4 運行再開
・・1966.9 再廃止
1956.5.1国鉄バス、若江線・浜大津線、小浜-近江今津-浜大津駅前 運行開始
・・従来から小浜・近江今津間は運行されていたがそのうち1往復を浜大津まで延長運行された
・・のち浜大津線(近江今津-浜大津駅前、55Km)は1978.3.1廃止
1956.5.5土佐電気鉄道、高知―甲浦(かんのうら) 運行開始 (室戸岬・甲浦線)
・・この時点では、すでに高知県交通が甲浦まで運行しているのでダブルトラックとなっている
1956.9.20夕張鉄道、札幌-江別 運行開始
1956.10.6京王帝都電鉄・富士山麓電気鉄道 新宿駅西口―河口湖-山中湖 季節運行開始
・・1965年 通年運行化
1956.11.1静岡鉄道・富士山麓電気鉄道、静岡―沼津 運行開始 (R1経由)
・・このころの東海道線の普通列車は1時間に1本程度(以下)であった。またほとんどが客車列車であり静岡・沼津間の所要時間は1時間20分ほどであった。国道上の自動車も少なく当時のバスには競争力があった
1956.12.16長崎県交通部・長崎自動車・西肥自動車、長崎―佐世保 (西海橋経由便)
 運行開始
1956.12神姫自動車、神戸三宮-姫路-曲里(まがり) 運行開始
・・1960.4 廃止

昭和32年
1957.3 
新岐阜BC、開業
1957.3 
伊予鉄道・瀬戸内運輸、松山-桜三里-今治 運行開始 (山手線)
1957.7.29 
広島BC、営業開始
・・当時ののりばは地平である。乗車券販売などの建屋は敷地の南側にあった
1957.8.15 
奈良交通、奈良―柏木(現・奈良県川上村)(70Km) 急行便運行開始 
1957.8.21 
岩手中央交通・国鉄バス、盛岡―陸前高田(遠野経由)特急便運行開始 
1957 
近畿日本鉄道、上本町観光BC 開設 
  
昭和33年
1958.1.2
川中島自動車・千曲自動車、長野―臼田(現・佐久市) 運行開始
 (特急佐久長野線)
・・1972.10 休止
1958.2
運輸省、関門急行線の7社の運行申請につき、国鉄バス、西鉄、山陽電気軌道の3社に対して路線運行の免許を付与
・・ただし、西鉄と山陽電軌に関しては暫定的なものであって、民間のバス会社どうしで1社の合弁会社を設立して運行継続させるものとした
(その後実際1958年8月1日、合弁会社の関門急行バスが設立された)

1958.3.9 

(関門国道トンネル、開通) 

1958.3.10

国鉄バス、関門急行線、山口駅―博多(165Km)運行開始
・・所要時間は、5時間15分であった
・・1973.11.15 関門橋経由となる 

1958.3.10 

西日本鉄道・山陽電気軌道、山口駅―下関―福岡(天神) 暫定運行開始
・・1958.8  関門急行バス(新設、合弁会社)に移管

1958.3.10 

西日本鉄道・山陽電気軌道、黒崎―下関―宇部(85.2Km) 運行開始
・・1958.8.1 上記2社運行は暫定であり、関門急行バス㈱(新設)に移管
・・1974.12.1 廃止

1958.3.10 

山陽電気軌道、仙崎―黒崎(1日1往復) 運行開始 
・・1958.8.1 関門急行バス㈱(新設)に移管
1958.5.1上信電気鉄道、下仁田―(内山峠)―中込(現・長野県佐久市)運行再開
1958.5.1日ノ丸自動車、上井(あげい)駅(現・倉吉駅)―津山(岡山県)(82.9Km)運行開始
1958.5.1北海道中央バス、札幌-(雁来)—旭川 運行開始
・・1961.11.1 特急便設定
・・1974.12.1 廃止 (ただし滝川以東は特急滝旭線として存続)
1958.6.1国鉄バス(東大阪線)・京阪自動車・近畿日本鉄道・阪急バス、吹田―八尾  運行開始
1958.6.5新潟駅前(万代口)BT、完成
・・現在の新潟駅は1958.4.29に旧・新潟駅(旧駅は現在の弁天公園付近にあった)より移転新築されたものであり、これに合わせたバスターミナルの設置である
1958.6.18奈良交通、五条―平谷(現・十津川温泉) 直通運行開始 (十津川線)
・・R168の折立―平谷間の道路改修と折立橋の開通による
1958.7.1国鉄バス・名古屋鉄道・東濃鉄道、名古屋―多治見 運行開始 (愛岐線)
・・愛岐国道(R19)経由である
1958.8.1山陽電気軌道及び西日本鉄道、山口県-福岡県間の路線を新設の合弁会社 関門急行バス㈱に譲渡
・・この時移管開業した路線は以下のものである
 ●福岡(天神)―山口(1日5往復、所要:5時間23分)
 ●黒崎―宇部(1日8往復)
 ●黒崎―仙崎(1日1往復)
1958.8.1奈良交通、五条―平谷 急行便運行開始 (十津川線)
・・所要時間は5時間であった
・・約60年後の現在ではこの区間の所要は2時間40分ほどである
1958.10.6西日本鉄道、福岡―門司 特急便運行開始
・・国鉄では1958.4.25より博多―小倉―別府を運行する臨時急行’ひかり号’にキハ55系ディーゼル車を投入している。今まで蒸気列車のみの鹿児島本線も動力近代化がはじまりつつあった。これをうけての特急バスの開設と思われる
・・当時の鹿児島本線の普通列車は博多―小倉間で見た場合、1時間45分から2時間を要していた。これに対して臨時急行ひかり号は57分ほどで走破した
1958.11.25奈良交通、奈良―五条(約45Km) 急行便運行開始
・・R24の橿原-五条間開通にともなう開設
1958.12.20名古屋鉄道、名古屋駅前―(尾張大橋)―桑名駅前(30.8Km) 運行開始
 (桑名線)
1958.12.20名古屋鉄道・岐阜乗合自動車、名古屋駅前-東一宮-大垣(41.2Km)運行開始 (名垣線)
・・1975.8.21 廃止
1958.12.20上信電気鉄道、本庄-下仁田 運行開始
1958.12.20上信電気鉄道、高崎-万場 運行開始
1958.12.20上信電気鉄道、前橋-万場 運行開始
1958.12昭和バス(沖縄県)・沖縄バス、那覇―名護 運行開始
・・昭和バス(沖縄県)は現在の琉球バス交通である

昭和34年
1959.1.10
東武鉄道、高崎―湯檜曽 急行便運行開始
・・1日2往復、所要2時間55分であった 
1959.2.13
北見バス・層雲峡交通、北見―層雲峡―上川駅前 運行開始 (層雲峡線)
1959.2山梨交通・諏訪自動車、甲府―上諏訪 運行開始
1959.3.10奈良交通、奈良―平谷(現・十津川温泉) 新宮線急行便運行開始
・・所要時間は6時間10分であった
1959.3.20名古屋鉄道、名古屋駅前―下呂 毎日運行となる
1959.4.14国鉄バス・遠州鉄道、浜松駅-遠江二俣-佐久間ダム(72Km) 運行開始
・・1日1往復であり、所要時間は4時間20分であった
1959.5.31日ノ丸自動車・中国鉄道、倉吉―勝山(現・岡山県真庭市)(66.6Km) 運行開始
1959.6.10近畿日本鉄道、大阪(本町4丁目)―奈良公園 直通急行便運行開始
・・同月の阪奈道路全通に伴う路線
1959.6.12富山地方鉄道・濃飛バス、富山―神岡 運行開始  (1日2往復)
1959.6山梨交通・千曲自動車、甲府―小諸 運行開始 (所要4時間15分)
・・途中停留所には、韮崎駅、清里駅、野辺山駅、中込駅などがあった
1959.7.5京王帝都電鉄・富士山麓電気鉄道・山梨交通 新宿駅西口-昇仙峡
 急行便(甲斐号)運行開始 (145Km)
・・通年運行ではなく、冬季は運休となっていた
1959.7.15国鉄バス、紀南線、尾鷲―大又大久保 廃止
・・国鉄紀勢本線 尾鷲―紀伊木本(現、熊野市)間がつながったこと(=国鉄紀勢本線全通)により廃止
・・なお、現在この矢ノ川(やのこ)峠付近の旧バス道は尾鷲寄りの部分は原型をとどめているが、大又大久保、熊野市寄りの部分は、すでに橋梁が崩壊しているなどして廃道化している
1959.8.27
那覇バスターミナル、開業
・・那覇バスターミナルの敷地には、1945年まで沖縄県営鉄道の那覇駅があった。沖縄県営鉄道は、那覇より糸満、与那原(よなばる)、嘉手納方面と3本の路線を営業していたが、太平洋戦争末期の1945年3月に運行を停止している
(なお、同鉄道はこのあと沖縄地上戦により壊滅的な被害をうけた。戦後は米軍の方針により復旧されることはなかった)
1959.10.30
広島電鉄・石見交通、広島-加計―R186-浜田―江津 運行開始
 (新広浜線)
1959.10
伊予鉄道・瀬戸内運輸、松山-伊予北条-今治 運行開始 (海岸線)
・・松山-今治間に伊予北条経由の直通便が新設された 
1959.12
国鉄バス・瀬戸内運輸、新居浜-阿波池田(66Km) 運行開始
・・3往復設定

昭和35年
1960.4.1富山地方鉄道、高岡―宇奈月 急行便運行開始
1960.4神姫自動車、曲里―姫路―神戸(三宮) 廃止
1960.7.20富山地方鉄道、高岡―黒部 急行便運行開始
1960.7.23北陸鉄道、金沢(片町)―七尾駅-和倉温泉 急行便運行開始 (急行和倉線)
・・これ以前にも金沢-和倉間には直通便があったが新しい急行便としてリニューアル
・・以下の変遷がある
 ●1982.3.10 七尾駅までに短縮され’急行七尾線’に改称される
 ●1990.1.21 運行終了
1960.8.1北日本観光自動車、温泉急行線(金沢-山中温泉)に参入
1960.7.25広島電鉄、広島-松江 運行開始
・・従来より運行されてきた一畑便と相互乗入れというかたちとなる
1960.10.1名古屋鉄道・岐阜乗合自動車、名古屋駅前―犬山遊園―美濃 運行開始 (濃美線) 
1960.10.1名古屋鉄道・岐阜乗合自動車、名古屋駅前―新岐阜―美濃 快速便運行開始 (名美線)
・・1969.10.1 経路変更 (名岐バイパス経由となる)
1960.10.1名古屋鉄道・岐阜乗合自動車、名古屋駅前―美濃太田 運行開始 (美濃太田線)
1960.11.1京成電鉄、京成千葉駅(当時)―八街駅‐成東駅 直通運転開始
1960.11.10神姫自動車・日ノ丸自動車、曲里(まがり)‐(R29)-若桜(53.2Km) 運行開始
・・1968.10.1 廃止
1960.4.20盛岡バスセンター、開業
・・2016.9.30 営業終了
      
 昭和36年
1961.3.26立川バス・奥多摩振興、立川-奥多摩湖 急行便運行開始 (奥多摩湖快速バス) 
1961.4.1九州産業交通、熊本―八代 快速便運行開始 (しらぬい号)
・・1日8往復運行
1961.4.10山陽急行バス、下関―萩 運行開始
1961.4.20東武鉄道、池袋-越谷 運行開始
1961.5.15富山地方鉄道・頸城鉄道自動車、黒部―糸魚川 運行開始
1961.6.1東武鉄道、東京駅(八重洲通)-前橋(県庁前)(116.6Km)急行便運行開始
・・1日4往復の設定であった    
・・R17、伊勢崎経由、所要:伊勢崎まで3時間5分、前橋まで3時間35分であった 
・・1967.5.16 廃止    
1961.6.1東武鉄道、東京駅(八重洲通)―(R17)‐高崎-渋川-伊香保温泉(144.0Km) 急行便運行開始
・・1日5往復運行
・・所要時間:高崎まで3時間20分、伊香保まで4時間25分
1961.6.1長野電鉄、東京(上野)―湯田中 特急便運行開始 (奥信濃号ほか)
・・車両は日野RC10P使用
1962.6.12名古屋鉄道、名岐線(名古屋駅前-新岐阜BC)の一部便を長良北町まで延伸
1961.7.1東京急行電鉄、渋谷―高崎駅-軽井沢駅-小諸駅-上田駅-戸倉駅-長野(230Km) 運行開始 (信濃路号ほか)
 (R17、R18経由、また当時碓氷峠はバイパスはできておらず旧道経由)
・・所要時間:6時間45分
・・東急グループの総帥,五島慶太(1882~1959、長野県出身)の指示によって開設されたという。しかしこの路線が開業したときには彼はすでに他界していた
・・1971.7.1 廃止
1961.7.1西武自動車、西武新宿―軽井沢スケートセンター-鬼押出し(群馬県嬬恋村) 運行開始
 (池袋西武百貨店前、R17、R18、軽井沢駅経由、所要5時間20分)
・・1971年 廃止
1961.7.7奈良交通、大台ケ原線 運行開始
1961.7.13瀬戸内運輸、今治-新居浜 特急便運行開始
・・1日4往復が設定された
・・1961.10.10 新居浜-川之江間 延伸
・・1969.7.5 ワンマン化
・・1984.3   廃止
1961.8.25名古屋鉄道・岐阜乗合自動車、名古屋(笹島)-郡上八幡 運行開始 (郡上八幡線)
1961.11.1北海道中央バス、札幌―旭川 特急便運行開始 (特急札旭線)
1961.11.11奈良交通、奈良―(R169)―熊野市 急行便運行開始
・・なお、この路線の熊野市側(小口橋以南)に関しては1948.12に三重交通と相互乗り入れ協定が結ばれ、先行して開業している
1961.12.23福岡バスセンター、開業
・・これ以前は岩田屋百貨店前がのりばとなっていた
・・以下の変遷がある
●1997.2.27 ソラリアターミナルビル3Fに移転
            同時に名称を西鉄天神バスセンターに改称
●2015.3.21 西鉄天神高速バスターミナルに改称
1961奥多摩振興・東京都交通局、新宿西口―奥多摩湖 急行便運行開始
 
昭和37年
1962.2.21
西日本鉄道、八幡-小倉―別府 座席指定制特急 運行開始 (つるみ号、ひびき号) 
1962.4.1
東武鉄道、東京駅(八重洲通)―前橋-猿ヶ京(現・群馬県みなかみ町)(172.3Km) 運行開始(R17、伊勢崎経由)
1962.4.8
山陽電気鉄道、山電網干-山崎 運行開始
・・山陽電気鉄道の路線バスは神戸市垂水区を中心に展開してきたが、今度は神姫バスの営業エリア(西播地区)に侵入
・・1967.1.15 休止
・・1970.2.13 正式廃止 
1962.4.15
北海道中央バス、札幌―旭川 運行開始 (特急札旭線) 
1962.4.15
近江鉄道、八日市駅-京都三条 急行便運行開始
1962.4.15
近江鉄道、日野車庫-京都三条 急行便運行開始 
1962.5.19京阪自動車・江若鉄道、京都駅-三条―今津(現・滋賀県高島市)(70.45Km) 運行開始
1962.6.16西日本鉄道、福岡-九重 座席指定特急便運行開始 (くじう号)
・・日田バスとの協定による
1962.7.1富山地方鉄道・加越能鉄道、富山―石動(いするぎ) 運行開始
1962.7.1神戸市交通局・神戸電気鉄道・神姫自動車、神戸三宮-有馬町 運行開始
1962.7.1名古屋鉄道・東濃鉄道、名古屋(六反)-多治見駅前-恵那市-中津川駅前 運行開始 (名中線)
・・1967.6.1 名鉄BCが起終点となる (路線延長:77.9Kmとなる)
1962.7.20北海道中央バス、札幌―芦別 特急便運行開始
1962.7.25京阪自動車、京都駅-桃山-大久保―木津-近鉄奈良駅-奈良(46Km) 運行開始
・・近鉄の奈良市内乗入れ協力による
・・1996.3.27 廃止
1962.8.1
東北急行バス、東京駅八重洲通-仙南交通仙台BC 運行開始
・・運行当初は全線一般道(R4など)経由であり、所要時間は9時間45分を要した。途中停留所は上野駅、宇都宮駅、白河駅など多く設置されていた
・・なお当時の東北本線の急行列車は上野・仙台間を6時間ほどで結んでいたのでこの急行バスは速度の点からいえばほとんど魅力的な存在ではない。むしろ着席できる点が受け入れられたものと考えられる
・・以下のような変遷がある
 ●1968       昼行便 休止
 ●1989.5.8  昼行直行便新設 (所要時間:5時間30分)
 ●2004.3.5  スイート号という愛称が付く
 ●2008.1.15 昼行直行便廃止
 ●2017.7.14 福島駅東口の停車を廃止
1962.8.1
東北急行バス 東京駅(八重洲通)―山形  運行開始
・・当初R4、R13経由であり所要時間は約10時間を要した。途中停留所は、上野駅、宇都宮駅、白河駅など多く設置されていた
・・以下の変遷がある
 ●1968      昼行便 休止
 ●2004.3.5  レインボー号という愛称がつく
 ●2009.1.15 草加駅前の停車廃止
 ●2014.5.15 起終点を浜松町から東京駅(八重洲通)に戻す
 ●2017.7.14 福島駅東口停車を再開
 ●2019.4.1   米沢市役所前の停車廃止、道の駅米沢に停車開始
1962.8.1
東北急行バス、東京駅(八重洲通)―会津若松 運行開始
・・R4、R49経由であり所要時間は8時間10分ほどであった
・・1968年 休止 
1962.8.8
西日本鉄道・九州産業交通、福岡―熊本(辛島町) 座席指定制のビジネス特急便運行開始 (ひのくに号)
・・途中の停留所を3か所(久留米、八女、山鹿)にしぼり、全線一般道(R3)ながら3時間10分で結んだ
・・1973.11.17 鳥栖-熊本間を九州道にのせかえる(高速バス化)
・・1975.3.14  大宰府-鳥栖間を九州道にのせかえる
1962.8.20
名古屋鉄道、金山橋-師崎(もろざき) 運行開始 (名師線) 
1962.8.20
名古屋鉄道、金山橋-富貴(ふうき) 運行開始 (武豊線)
1962.8
国鉄バス、広浜線、夜行便廃止
1962.8
国鉄バス、広浜線、マイクロバス使用によるワンマンカー特急(広島-浜田)運行開始 (ふたば号) 
1962.8
国鉄バス、雲芸線、マイクロバス使用によるワンマンカー特急(三次-出雲市)
運行開始 (しらさぎ号)
1962.9.1
北陸鉄道・加越能鉄道、金沢駅前-新津幡(=高専前)-石動駅前-高岡駅前
 運行開始 (金高急行線)
・・1日6往復、所要時間:1時間25分
・・1979.11.11 運行終了
1962.10.13
国鉄バス、長野原(群馬県)―小諸 運行開始
・・農場口―車坂峠開通に伴い直通運転 
1962.12.1常磐急行交通、新橋駅―水戸-日立運行開始(R6、一部便原研前経由)
・・所要は上野から水戸まで2時間50分、日立まで3時間40分ほどであった
・・途中停留所には上野駅、水戸駅のほか、土浦駅、石岡駅などがあった
・・しかし営業成績は終始にわたりよくなかったという。その理由としては、開業した時点では国鉄常磐線の電化が高萩(日立より先にある)まで完了していて、急行バスに対する注目度が低かったことなどが考えられる。当時の常磐線の電車準急ときわ号などは上野―水戸間を1時間50分程度で結んでいた
・・1977年 廃止
1962.12.1東武鉄道、東京駅(八重洲通)―前橋-谷川岳ロープウェイ(180.5Km) 運行開始
・・R17、伊勢崎経由であった
・・1967.5.16 廃止
1962.12.22東武鉄道、東京駅(八重洲通)―苗場スキー場(現・新潟県湯沢町)(192.6Km)運行開始(12月から3月までの季節運行)
・・1970.3 廃止
・・苗場国際スキー場は1961年12月に西武鉄道系の資本により開設された
・・なお群馬、新潟県を貫通する三国トンネルは1959年6月15日に開通しているがそれまで群馬・新潟県境をバスはもちろん自動車で越えることはできなかった
1962.12.28西日本鉄道、福岡―大阪 会員制帰省バス 運行開始
・・翌月6日まで運行
1962山陽電気軌道、山口―秋芳洞―特牛(とっこい・下関市北部) 運行開始
 
昭和38年  
1963.1.11南海電気鉄道、橋本急行線(和歌山市駅前-橋本駅前) 運行開始
1963.1.19山陽電気軌道・山陽急行バス、下関―山口 特急便運行開始
・・のち、中国道経由となる
・・2014.10.1 廃止
1963.1.21道南バス、室蘭BT 完成
1963.1広島バス、帰省バス(広島→東京) 運行
・・所要時間:24時間を要した
・・翌年には大阪方面便、福岡方面便が設定された
1963.2.28奈良交通 奈良―熊野市間(現・R169経由)の急行便を新宮まで延長しあらたに特急便とする
・・三重交通との運輸協定による     
1963.3.1奈良交通、奈良大仏前―新宮(約200Km、現・R168経由)特急便運行開始
・・平谷―新宮間を延長してあらたに特急便開設
・・所要時間は8時間であった
・・のち、大和八木発着に改められる
1963.3.1
熊野交通、橋本-(R168)-新宮駅(160Km) 運行開始
1963.3.1
国鉄バス、五新線、五条駅‐(R168)-新宮駅 運行開始
・・1978.10.27 このうち五条・折立間 休止 
1963.3.1
宮崎交通、宮崎―串間-都井岬 快速便運行開始 (岬号)
1963.4
国鉄バス、川本線、石見川本―石見大田間を’川本北線’に改称
1963.5.1
加越能鉄道、金沢―富山 運行開始 (富山金沢急行線)
1963.5.25
北海道中央バス、小樽-岩内 再び新設
・・稲穂トンネル(R5)開通に伴い開設
1963.5.30
京阪自動車、京都三条-八日市 運行開始
1963.6.1
九州産業交通・宮崎交通、熊本駅前-辛島町—高森産交—高千穂宮交-延岡駅前 運行開始 (熊本行:あそ号、延岡行:たかちほ号) 
・・2018.4.1 座席定員制から座席指定制に変更
・・2019.4.1 経路変更 (高千穂日之影道路の一部開通による)
1963.7.9京阪自動車・南海電気鉄道、京都三条-新和歌浦(京都和歌山線、125.4Km)運行開始
・・1967.10.1 廃止  
1963.7.16(名神高速、栗東-尼崎間 開通)
1963.8.1静岡鉄道・大井川鉄道、静岡―井川 運行開始
1963.9.10三重交通、名四津線および名四亀山線、急行便運行開始
1963.10.1静岡鉄道・大井川鉄道・遠州鉄道、静岡—浜松 運行開始(国道静岡浜松線)
・・1969.3.15 東名高速にのせかえ
・・1994.4.1  休止
1963.10.4大分バス、大分―佐伯 特急便運行開始
1963.12.10
富山地方鉄道、富山―泊(富山県朝日町) 運行開始 
1963.12.21
京成電鉄・小湊鉄道、東京(新橋)―木更津(77.5Km) 運行開始
  (木更津急行線)
・・夏季は館山まで直通した(京成電鉄、小湊鉄道、日東交通の3社協定による)
・・1973年 廃止
1963.12.21
東武鉄道、川越-赤城山 急行便運行開始
・・土日のみの運行 
・・1964.2.16 運行終了
1963.8
西武自動車、池袋-西武新宿-品川―大磯ロングビーチ(神奈川県大磯町)運行開始
・・1963.7.31 路線開設認可
・・1970年 廃止 

昭和39年
1964.3.31上信電気鉄道、飯塚車庫-高崎駅-鬼石 急行便廃止
1964.4.1南海電気鉄道・南海バス(初代)、和歌山市駅前-印南浜(79.7Km) 運行開始 (印南線)
・・上記の南海バス㈱(初代)は1925年に日高小型自動車㈱として発足した会社であり、1960年までは南海電気鉄道㈱との資本関係はなかった。1972年に白浜急行バス㈱と合併し南海白浜急行バス㈱となる
1964.5.1北海道中央バス、小樽-寿都(すっつ)線 運行開始
1964.5.12東北急行バス、仙台-松島間 延伸
1964.5.20神戸電気鉄道、神戸駅南口-三田駅前 運行開始
・・のち、1968.11.5休止
1964.6北海道中央バス・沿岸バス、札幌―留萌 特急便運行開始
 (中央:札幌留萌線、沿岸:特急留萌札幌線)
・・1975.9 廃止
1964.7京王帝都電鉄・立川バス、立川-八王子—江ノ島 運行開始
1964.8.5東武鉄道、東京駅(八重洲通)―下妻 急行便運行開始
・・1967.3.20 廃止
1964.8.29名古屋鉄道、名古屋駅前-木曽福島 季節限定便運行開始
1964.8岩手中央バス・羽後交通、盛岡―田沢湖 急行便運行開始
1964.9.6(名神高速道路、尾張一宮-西宮間がつながる)
1964.9.14北陸鉄道、金沢―富来 急行便運行開始 (富来急行線)
1964.9.16国鉄バス、広島駅-三次-赤名-石見大田 特急便運行開始
・・1969.3.1 廃止
1964.9.16国鉄バス、広島駅―三次―出雲市駅 特急便運行開始
1964.9.17名古屋鉄道、名豊線(名古屋-豊橋)を伊良湖まで延伸
・・1973.10.22 廃止
1964.9.28(国鉄バスと日本急行バスに高速バス事業の免許が与えられる)
1964.9.29近江鉄道、八日市-(名神高速)-京都三条 運行開始
1964.9.29近江鉄道、日野車庫-(名神高速)-京都三条 運行開始
1964.10.1(国鉄、東海道新幹線(東京-新大阪) 開通)
1964.10.5
国鉄バス、名神高速線、名古屋駅―新大阪駅 運行開始
・・下記の名古屋―神戸系統とともに日本初の高速バス路線である
・・大阪側のターミナルは(大阪駅ではなく)新大阪駅となっていた
 (当時新御堂筋の新淀川大橋北行き車線(大阪駅→新大阪駅方向)はまだできていなかった) 
・・当時の路線の新大阪駅までのルートは、(名神高速)-豊中IC-豊中庄内(1965年1月25日開業)―R176―十三東―阪急南方駅前―(新大阪駅)というものであった。この区間は1968年4月に大阪駅北口へ乗り入れた時点で廃止扱いとなっている
・・以下の変遷がある
 ●1968.4.26 大阪側の終点を大阪駅北口に変更
 ●1970.3.15 大阪万博開催に伴い会場・新御堂筋経由となる
         (豊中IC経由をとりやめ)
 ●1970.9.14 正式に新御堂筋経由となる
 ●1979.1.18 大阪側の終点を大阪駅桜橋口に変更
 ●1987.4.1  JR東海、JR西日本に移管
 ●1988。4.1  JR東海バス、西日本JRバスに移管
 ●2002.6.1  急行便廃止(多くの高速道路上停留所が廃止となる)
 ●2008.4.22 新名神経由の超特急便を新設
 ●2011.6.1  大阪側の終点を再び北口(JR高速BT)に変更
1964.10.5国鉄バス、名神高速線、名古屋駅―神戸駅(南口)(215.5Km) 運行開始
・・当時は阪神高速道路神戸線が未開通であったため西宮以西はR43上を神戸にむかって運行していた。 
・・現在は存在していない停留所としては、名神豊中(豊中IC)、名神尼崎(尼崎IC)、名神西ノ宮(R43染殿交差点付近)、名神芦屋(R43精道交差点付近、1965年4月30日開業)などがあった
・・1977.4.1 廃止
1964.10.5近江鉄道、大津-(名神高速)-木之本 運行開始
1964.10.8京阪自動車、京阪特急線、名神高速(京都南IC―茨木IC)に乗せかえ        
1964.10.8京阪自動車、八日市特急線を一部区間(京都東‐八日市)を名神にのせかえ
1964.10.14日本急行バス 名古屋-新大阪駅
          名古屋―神戸駅(南口)運行開始
・・日本急行バスの運行開始は国鉄バスより9日遅れてのスタートとなった  
・・この路線の開業当時、名鉄バスセンターはまだ建設中であった。そのため名古屋側の乗り場(笹島高速センターとよばれていた)は、現在名鉄レジャックのビルが建っている地点(中村区名駅南1-25)である
・・1974.10.1 休止
1964.11.1北海道中央バス、札幌-岩内 運行開始
1964.11.1北海道中央バス、札幌-美国(びくに) 運行開始
1964.11.8名古屋鉄道・三重急行自動車、名古屋(六反)―国鉄四日市駅 急行便運行開始 (名四国道線)
・・1973.3 廃止
1964.11.14名古屋鉄道、笹島高速センター 開設
・・現在、名鉄レジャックがある地点である
1964.12.19
阪急バス、京都急行線(京都(河原町御池)―大阪(本町4丁目)、31往復)のうち一部(12往復)を名神高速にのせかえ (京都南IC-茨木IC間を名神高速経由とした)
・・利用者は大変少なかった。最後のほう(1968、69年度)は平均乗客数は4名ほどであった
・・1970.1 廃止
1964.12.20
九州産業交通、八代―水俣 運行開始 
1964.12
弘南バス、東京-弘前 帰省バス運行開始 
1964伊予鉄道ほか、松山―高松 直通便運行開始
・・翌年には四国急行バス(合弁会社)に引き継がれる
1964九州国際観光、九州横断バス(別府―由布院―阿蘇―熊本―雲仙ー長崎) 運行開始
・・運行数は別府側(別府・阿蘇間)は多くあり毎時1本ほどあった。一方熊本・長崎間は1日1,2本程度であった
・・合弁会社のため車両は三菱・日野・いすゞ・日デの4社にわたっていた
(合弁出資会社は沿線11社局であった)
・・九州国際観光㈱は1999年末に会社を清算し解散。路線の一部は九州産交バスが引き継ぐ 
1964南海電気鉄道、和歌山港-高野山 特急便運行開始

昭和40年
1965.1.11三重交通・奈良交通、上野産業会館―天理駅前 運行開始 (上野天理線)
・・2016.10.1 廃止
1965.1.14国鉄バス、仙台―一ノ関(92.3Km) 特急便運行開始
1965.2日本高速自動車、高速バス事業に免許が与えられる
1965.3.6日本高速自動車、名古屋―京都駅
           名古屋―新大阪駅
           名古屋―神戸駅(南口)運行開始
・・関西高速自動車(阪神が中心)からの改組(近鉄中心に改める)手続きなどの関係で国鉄バス、日急バスより半年遅れての開業となった
・・名古屋側の乗り場は、現在桜通豊田ビルが建っている地点(中村区名駅4-5)付近であった
1965.3.6国鉄バス、名神高速線、名古屋―京都駅 運行開始
1965.3.6日本急行バス、名古屋(笹島高速センター)―京都駅 運行開始
・・名鉄BCの開業は1967.6.1であり、この時点ではまだ乗り入れていない
1965.3.18国鉄バス(北四国急行線)、四国急行バス、高松―松山 運行開始       (R11経由、162Km)
・・所要時間は約4時間であった
1965.3.18四国急行バス、高松―松山 運行開始
1965.3日立電鉄・常磐自動車交通、日立-平駅(現・いわき駅) 急行便運行開始
1965.4.1九州産業交通、熊本―水俣 快速便運行開始 (なぎさ号)
1965.4高松琴平電気鉄道・大川自動車・徳島バス、高松築港―鳴門-徳島 運行開始 (高徳特急バス)
・・R11経由、所要時間:約2時間
・・1997年     コトデンバスが撤退
・・2001.3.29 運行終了(翌日より高徳エクスプレスとして高速バス化)
1965.4千曲自動車、中軽井沢-追分-小諸-上田―長野 特急便運行開始 (特急軽井沢線)
・・1971.7 運行休止
1965.5松本電気鉄道・川中島自動車、松本-明科-(R19)-山清路-新町-長野 特急便運行開始 
・・1972.5 休止
1965.7.20三重交通、名古屋―湯の山 廃止
・・この背景には7月15日に近鉄の名古屋-湯の山間に直通特急が運行開始された事実がある
1965.8.1西日本鉄道・日田バス・亀の井バス 福岡―日田―別府(北浜) 座席指定制特急便運行開始 (ゆふ号)(所要約5時間)
・・福岡起点の系統3往復のほか、久留米起点の系統(きじま号)2.5往復があった
1965.8.1博多駅交通センター、開業
・・三角形の少々不自然な形をした敷地上に立地している。博多駅が移転した時(1963年)に従来の博多の町の街路のタテ・ヨコ方向を無視して斜めに線路が敷かれたためである
1965.10.6東武鉄道、日光―沼田(100.1Km) (金精道路経由) 運行開始
・・1日4往復設定された、所要時間:4時間40分
・・1990年 廃止
1965国鉄バス、十勝南線・日勝線、帯広-広尾駅-百人浜-えりも灯台(140Km) 運行開始
                            
昭和41年
1966.1.18三重交通、亀山駅前―上野産業会館―天理駅前 運行開始 (名阪天理線、特急はくほう号)
・・のちに、起点が亀山駅前から津駅前に変更された
・・2016.10.1 上野天理線 廃止
1966.2.15九州産業交通・南国交通、八代産交-八代駅前-川内(せんだい)BC‐川内駅前 快速便運行開始 (さつま号)
・・1975年 廃止
1966.2.15九州産業交通・南国交通、人吉―吉松 運行開始
1966.3.15日ノ丸自動車 鳥取駅―米子駅 直通急行運行開始
・・従来は、倉吉にて東西の系統が別々であったが日本交通が大阪-鳥取-米子線(鳥取県内のみの乗車可)を開設するにあたり防戦の立場から実施
・・1時間ヘッド程度の多数の便が設定された
・・1995.10.16 廃止 (最後期は1日1往復であった)
1966.3.19西日本鉄道、久留米―杖立 特急便運行開始
1966.4.29国鉄バス・日本急行バス・日本高速自動車、名神高速線、神戸駅―三ノ宮駅間に上り便専用の別線(3.9Km)が開通 (山手幹線(県庁前を通る)を東上するルート)
1966.5.10新静岡バスターミナル、開業
・・2009.4 都市再開発に伴い閉鎖
1966.5.16東武鉄道、沼田-中之条-草津温泉(66.0Km) 運行開始
1966.6.14九州産業交通・南国交通、人吉―吉松―大口(鹿児島県 現・伊佐市)運行開始
1966.6.20国鉄バス・草軽電気鉄道・長野電鉄、草津温泉―湯田中 運行開始 (志賀草津高原線)
1966.6.20草津温泉バスターミナル、開業
1966.7.19澤タクシー(鳥取県)、大阪(弁天町)-神戸三宮―若桜-鳥取-米子 運行開始
 (R2、姫路、R29、R9経由、314Km、所要8時間) (山陰特急バス)
・・鳥取県―大阪間の路線の開設申請は1952年にすでに出されていたが認可の関係で14年ほど待たされての開業である
・・澤タクシーはこの直後1966年8月に日本交通(鳥取)に改称              
1966.7.19日ノ丸自動車、大阪(弁天町)―若桜-鳥取 特急便運行開始
・・実際の運行は大阪(弁天町)―鳥取―米子と通し運行をおこない、日本交通と同じくしていた
・・経路は上記日本交通とほぼ同様であるが、所要時間はこちらのほうがやや長かった(約8時間45分)
・・大阪弁天町におけるのりばは、日本交通便のりばと道路を隔てて反対側にあった
1966.7.19
神姫自動車、姫路駅―戸倉-若桜-鳥取駅 特急便運行開始(R29経由便、所要3時間15分)
・・神姫自動車は上記2社と異なり大阪始発せず姫路始発とした
・・1998.10.1 戸倉-鳥取駅間 廃止 
1966.7.30
西日本鉄道、佐賀―日田―九重 座席指定制特急便運行開始 (はんだ号)
1966.8.1
西東京バス・山梨交通、氷川駅(現・奥多摩駅)-奥多摩湖―丹波山-塩山駅 急行便運行開始
・・1972.4 廃止
1966.8.1
西日本鉄道、北九州―別府―九重 運行開始 (やまなみ号)
1966.8.10西日本鉄道・西肥自動車・祐徳自動車、福岡―武雄―佐世保 特急便運行開始 (させぼ号)
・・祐徳自動車はのちに撤退
・・1982.10.1 一部区間を九州道(大宰府-鳥栖)にのせかえ高速バス化
1966.8.20遠州鉄道・豊橋鉄道・名古屋鉄道、浜松駅-三ヶ日-(多米峠有料道路)-豊橋市役所-国府-東岡崎(82.1Km) 運行開始 (浜松岡崎線)
・・以下の変遷がある
 ●1972.10  豊橋鉄道が撤退
 ●1973.6.1 廃止 (同日に東名浜松名古屋線が開業したため)
1966.9.20九州急行バス、福岡(天神BC)―長崎 運行開始(九州号) (当初は一般道経由、所要4時間15分前後)
・・途中停留所には、博多駅、鳥栖、佐賀(片田江)、肥前山口駅、武雄駅、嬉野、諫早駅などがあった
・・1981.8 一部区間高速道路に乗せかえ
1966.9.20函館バス、函館―長万部 直通便運行開始
1966.9.22名古屋鉄道、名飯急行線(名古屋-飯田)の所要時間を短縮(6時間→5時間)
1966.9.25九州産業交通、熊本―天草(本渡) 快速便運行開始 (あまくさ号)
1966.10.1北陸鉄道、金沢―門前 運行開始 (門前急行線)
・・2017.4.1 富来‐門前間 区間廃止(路線名も富来急行線となる)
1966.10.20京阪自動車、京阪特急線 運行休止
1966.11.26大分バス・宮崎交通、大分―延岡-日向 運行開始
・・1967.10.1 日向-南宮崎間 延長運行開始
・・1977年     路線廃止
1966.12.1
国鉄バス、名古屋駅―美濃白鳥―金沢 直通便運行開始 (名金急行線)
1966.12.1
名古屋鉄道、名古屋(笹島高速センター)-美濃白鳥-金沢 運行開始
・・2000.9.30 運行終了

昭和42年
1967.1.15山陽電気鉄道、山電網干-山崎 休止
・・1970.2.13 正式廃止
1967.3.1東武鉄道、東京駅―高崎-伊香保温泉 廃止
・・R17上の自動車の増加により激しい遅延が日常化してきたため、この頃より同社では東京駅発着の長距離バスを削減していくことになる
1967.3.1東武鉄道、高崎駅―赤城山大洞(41.8Km、1日5往復) 運行開始
・・高崎―前橋間はR17バイパス経由であった
・・長くは続かず3年程度で廃止されている
・・一方姉妹路線といえる前橋―赤城山大洞線はその後も存続した
1967.3.15西日本鉄道、福岡―飯塚―田川―行橋―中津 特急便運行開始
1967.3.20東武鉄道、東京―野田
       東京―下妻
       東京―境  廃止
1967.3.20西日本鉄道・山陽電気軌道、黒崎BC-小倉―秋芳洞 特急便運行開始
 (あきよし号)(所要2時間30分)
1967.4.1(川中島自動車)長野バスターミナル、開業
1967.5.16東武鉄道、東京駅―前橋 
       東京駅―前橋-猿ヶ京
       東京駅―前橋-谷川岳ロープウェイ 廃止
・・これにより東京-前橋間を通年運行する急行便はわずか6年で姿を消すこととなる  
1967.6.1名鉄バスセンター、開業
・・当初名鉄側としては、名鉄所有の土地を基本にして、(隣接する)現在名古屋近鉄ビルとなっている土地を近鉄から提供してもらい、現状よりもっと広大なものをつくることを計画していた。また誘導車路も錦通りから一旦地下にもぐって進入するルートが考えられていた
・・しかし、近鉄としては名鉄に土地を譲る意思は全くなく、結果として名鉄独自で建設することになった。現状の名鉄BCが名鉄電車のりばから南方へ細長くのびる形状をしているのはそのためである
(中村隆義 著 鉄路風雪の百年 による)
1967.6.2三重交通、名鉄BCに乗り入れ開始 (名四亀山線ほか4路線)
1967.7.10京王帝都電鉄・富士急行、新宿-本栖湖 急行便運行開始
1967.7.25九州産業交通、熊本―人吉 快速便運行開始 (ひとよし号)
1967.7.25(運輸省、国内の自動車台数が1000万台を突破したと発表)
・・これは一方でバスの走行環境が次第に悪化している事実を示す
1967.8.1国鉄バス・岩手中央バス、盛岡駅-早坂高原-岩泉(営)-龍泉洞前(91.3Km) 運行開始 (早坂高原線、竜泉号)
・・1976年に岩手中央バスは県内ほか2社と合併し岩手県交通となっている
1967.10.1京阪自動車、京都―新和歌浦 廃止
1967.11.8大阪空港交通、大阪空港‐大阪線 大半の区間を阪神高速道路にのせかえ
1967.11.17長崎県交通局・長崎自動車・西肥自動車、長崎―佐世保 特急便運行開始 ・・所要時間は約1時間40分となった
1967.12.12南四国急行バス、高松―高知(堺町) 運行開始 (R32経由)
1967.12.20九州産業交通・大分バス、熊本―大分 特急便運行開始 (やまびこ号)
・・開業当初の所要時間は4時間15分であった
1967.12.20関東鉄道、土浦―潮来 急行便運行開始
1967長野電鉄、東京―志賀高原線を2往復(昼行夜行各1往復)より夜行1往復に改める
・・1967年の時点で並行する国鉄信越本線の定期運行の特急・急行列車(上野―長野間)はすでに合計10往復ほど設定されていた。なお、特急’あさま号’は1966年10月より運行開始している
1967岩手県北自動車・八幡平観光、盛岡-八幡平頂上(約60Km) 運行開始
・・八幡平観光道路の開通をうけて路線が開設された
・・八幡平観光㈱は松尾鉱業㈱が1960年にバス事業を分社化したものである。しかしのち1970.2.5に岩手県北自動車に移管された
 
昭和43年
1968.2.1奈良交通、奈良大仏前-湯の峰温泉 運行開始 (奈良湯の峰線) 
1968.2.9東武鉄道、桐生天神町-大間々-足尾-国鉄日光駅(77.5Km) 廃止
1968.3.3京王帝都電鉄 新宿―山中湖間の急行便を中央道にのせかえ
 (調布IC―八王子IC)
1968.3.19神姫自動車、姫路‐湯郷(ゆのごう)(現・岡山県美作市)
 特急便運行開始 (R179経由、所要時間は1時間50分)
・・のち、1977年に廃止
1968.3.30西日本鉄道、黒崎-小倉―行橋―大分 座席指定制特急便 運行開始 (つるみ号)
1968.4.1
みすず急行バス、松本市内において経路変更
・・市街地西方のバイパス経由に改める
1968.4.26名神高速線(名古屋-大阪系統)の大阪側ターミナルについては、日本急行バス、日本高速バス便は新大阪駅より梅田’阪急高架下’発着に改め、国鉄便は大阪駅中央北口に改める
・・阪急梅田駅の高架化は、まず神戸線のりばが1967年8月に完了し、高架下の空間が利用できるようになっていた
・・・一方、大阪駅中央北口の国鉄ハイウェバス乗り場は1979年1月に大阪駅桜橋口(南西の入口)に移るまで使用された
・・なお、この時点では新御堂筋が未完成のため豊中IC経由である
 (大阪駅-新大阪駅間の新御堂筋道路が使用可となるのは1969年である)
1968.5.1長崎県交通局、長崎―大村―佐世保 特急便運行開始
1968.5.1北海道中央バス、札幌-富良野 特急便運行開始
1968.6.1九州産業交通、宮崎交通、熊本―延岡 特急便運行開始
 (’たかちほ号’、’あそ号’)
1968.6.8日本交通(鳥取) 鳥取市末広温泉町にバスターミナル開設
・・37年後の2005年9月1日に閉鎖されている
1968.7.20国鉄バス、両備線、岡山駅―倉敷西口-玉島BC-福山駅 特急便運行開始
・・このころ国鉄自動車局において岡山・福岡間に国道経由による長距離路線の開設が計画されていた。その一部区間の運行開始である
・・所要時間は約2時間であり、1日4往復であった
・・1968.10.1 両備線を瀬戸内東線に改称
・・1971.6.22 廃止
1968.8.1国鉄バス(仙台盛岡急行線)・東日本急行バス、仙台駅前―盛岡BC(187Km) 急行便運行開始 
・・R4経由であり、所要は4時間45分であった
・・なお急行料金は30円であった
1968.8.10国鉄バス・道南バス・十勝バス、日高町-日勝峠登山口―帯広 運行開始
(日勝高原線)
・・所要時間:2時間20分
・・日高町は当時国鉄に富内線というローカル線がありその終点駅であった
・・1971.11.14 道南バスが撤退
・・1978.7.23  夏季のみの季節運行に変更
1968.10.1神姫自動車・日ノ丸自動車、曲里(まがり)-若桜 廃止
1968.10.1国鉄バス、瀬戸内西線、広島BC―岩国駅-徳山駅-山口駅―湯田温泉通
 急行便運行開始
・・広島BCに乗り入れるのは1往復のみであり、他の便は岩国駅以西のみの運行であった
・・広島・湯田間は約5時間を要した
・・1975.3.10 運行休止
1968.10.21西日本鉄道・山陽電気軌道、黒崎―宇部 特急便運行開始
・・関門急行バス㈱より路線を承継
・・1974.12.1 廃止
1968.11.1神姫自動車、神戸三宮―篠山口駅‐柏原‐佐治(兵庫県丹波市) 特急便運行開始
 (六甲山トンネル、R176経由、所要時間は2時間30分)
・・1967年3月に六甲山トンネルが開通したことによる開業
・・以下の変遷がある
●1990.4.6  六甲北道路、フラワータウン駅経由にルート変更
●1999.8.1  篠山口駅以北を廃止(終点は篠山(営)行きとなる)
●2004.10.1  三田‐篠山(営)間 廃止
         同時に阪神高速北神戸線経由となる(谷上駅非経由)
1968.11.1神姫自動車・神戸市交通局・阪急バス・神戸電気鉄道、三宮‐有馬線につき、六甲山トンネル経由に変更 
1968.12.18近江鉄道、彦根-敦賀 運行開始
1968.12.21
九州産業交通・長崎県交通局・島原鉄道、熊本(辛島町)‐長洲―(有明フェリー)―多比良‐諫早‐長崎 (110.6Km、うち海上部分14Km) 快速便運行開始(ありあけ号)
・・開業当初一日5往復で、産交:2往復、県交:2往復、島鉄:1往復を担当
・・なお、海上部分をフェリー航送とする例はこれが初ではない。1952年に折尾(現・北九州市)-小野田(山口県)間に開業した例がある
・・この路線は29年後の2007年に廃止されている
1968
岡山・天満屋バスステーション、従来の西側の敷地に移転
1968
東北急行バス、東京-会津若松線 休止
1968
東北急行バス、東京-仙台線 昼行便休止
・・夜行便2往復が存続 
1968
東北急行バス、東京-山形線 昼行便休止
・・夜行便1往復が存続
   
昭和44年
1969.3.5熊本交通センター、開業
・・運営は㈱熊本交通センターがおこなう
1969.3.15静岡鉄道・遠州鉄道、国道静岡浜松線を東名高速にのせかえ
1969.4.25一畑電気鉄道・石見交通、松江ー益田(175.8Km)両者各3往復 運行開始
・・所要は約4時間であった
・・石見便はこのほかに松江-津和野(1往復)、松江-浜田(1往復)の系統もあった
・・以下の変遷がある
 ●1975.4.1  一畑便  休止
 ●1982年末   運行終了
1969.5.1神姫自動車、神戸(三宮)―西脇(営)、運行開始 (西脇急行線)
・・この時点では第二神明道路は名谷―大蔵谷 間のみの供用であった
・・1999.9.6 一部便が新神戸トンネル・御坂経由となる
・・2004.4.1 全便が新神戸トンネル・御坂経由となる
1969.5.26(東名高速道路、全通)
・・最後に開通した区間は、大井松田―御殿場間であった
1969.6.6小田急電鉄 東京(新宿)-箱根桃源台 運行開始(箱根高速バス)
・・なお、この路線は小田急電鉄直営であり小田急バスによるものではない
1969.6.10国鉄バス、東名高速線、東京駅(八重洲南口)―沼津駅(北口)
                東京駅(八重洲南口)―静岡駅(表口)
               東京駅(八重洲南口)―浜松駅(表口)
               東京駅(八重洲南口)―名古屋駅
               静岡駅―名古屋駅 運行開始 
1969.6.10国鉄バス、東名高速線 浜松駅―名古屋駅 運行開始
1969.6.10国鉄バス、東京駅―名古屋駅‐京都駅 夜行便運行開始 (ドリーム号)
・・ドリーム号京都便は、当初名古屋駅経由である
・・同年12月に京都便と名古屋便が分離
1969.6.10国鉄バス、東京駅―大阪駅北口 夜行便運行開始 (ドリーム号)
1969.6.10
東名急行バス、以下の路線を運行開始
 ●渋谷―沼津駅(北口)      (快速便、10便)
 ●渋谷―新静岡BT         (急行、快速便、計12便)
 ●渋谷―浜松              (快速便、6便)
 ●渋谷―名古屋(名鉄BC)      (特急、急行便、計20便)
 ●新静岡BT―名古屋(名鉄BC)(1日2便)
 ●浜松-名鉄BC               (1日1便)   
・・合弁会社であったため経営者の工夫や独創性といったものが発揮しにくく上記国鉄バス便路線のコピーのような 路線をもって営業していた
・・東京渋谷ののりばは、開業当初は東急本社を起点としていたが、のち渋谷駅2階の旧・玉電乗り場より発着するようになった
 ・・車両は三菱のものが使用され、上半分がクリーム色、下半分が赤の塗装であった
・・国鉄便と異なりトイレの設置はなかった
1969.7.10
常磐交通自動車・福島交通・会津乗合自動車、平駅(現・いわき駅)-郡山駅―会津若松駅 特急便運行開始 (平・郡山・若松線)
・・R49経由である
・・1983.3.20  2階建バス(独・ネオプラン製)を使用し運行
                    スワン号’という愛称をつける
・・1996.1.20  磐越自動車道にのせかえ
              同時にスワン号という名称は廃止 
1969.8.25
長崎県交通局、佐世保―雲仙 運行開始 
1969.10.1
名古屋鉄道・岐阜乗合自動車、名古屋(名鉄丸栄百貨店)-新岐阜BC 運行開始 (名岐バイパス線) 
1969.10.1
名古屋鉄道・岐阜乗合自動車、名美線(名古屋-岐阜-美濃)につき、名岐バイパス経由にルート変更
1969.12.3
国鉄バス、ドリーム号の東京-名古屋・京都便につき、東京-名古屋便と東京-京都便を別系統に分離
 
 昭和45年
1970.1.10阪急バス、京都急行線のうち名神高速経由便(京都(河原町御池)―名神高速―内本町2丁目) 廃止
1970.1大阪内本町バスセンター、廃止
1970.1白浜急行バス 大阪側ターミナルを内本町より難波に変更
1970.3.15
(大阪にて日本万国博覧会開催、9月13日まで半年間) 
・・開催中、名神高速線(名古屋―大阪、神戸)は万博会場経由とした
(名古屋から西下してきたバスは吹田ICで高速を降り大阪中央環状線に入ったのち、同道路に臨時設置された停留所にて乗降扱いをした
1970.3.20
浜松町バスターミナル、開業
1970.5.17
東急(渋谷)バスターミナル、開業
・・旧・玉電のりばにターンテーブルを設置(玉川線電車は1969年5月11日に渋谷乗り入れを廃止)
・・ターンテーブルは1994年6月末まで使用された
1970.9.14国鉄バス・日本急行バス・日本高速自動車、名古屋-大阪系統の便につき、(正式に)千里ニュータウン(桃山台)経由に改める 
・・国鉄バス等としては形式的にはこの日を’名神茨木-大阪間開業’としている
1970.9.28阪急バス、有馬急行線 梅田―池田間につき、新御堂筋経由に変更
1970.10.1三重交通、近鉄松阪駅前-紀伊勝浦駅前 運行開始(南紀特急バス)
1970.10.1

国鉄バス、バス座席指定券制度が開始される
・・国鉄バスの指定席の座席がマルスに収録されるようになった
・・このため十和田北線の青森・休屋間のバスに’みずうみ号’という愛称がつくようになった

1970.12.1

伊予鉄道・瀬戸内運輸、松山-新居浜 特急便 新設
・・従来は急行便として運行されていた 

1970.12.1

京浜急行電鉄、横浜-三崎間の急行便を横須賀-三崎間に短縮 

1970.12.20

日田バス、日田BC 営業開始

1970.12.25西日本鉄道・山陽電気軌道、関門急行バスより山口-福岡(天神BC)間の路線を承継
1970西武バス、東京(池袋)-大磯ロングビーチ 廃止

昭和46年
1971.1.1東武鉄道、寄居駅―伊香保温泉 廃止
1971.1.5日ノ丸自動車、大阪線(鳥取-大阪) 廃止
・・4年半で廃止されている。これは大阪線開設が日本交通の同路線開設に対する対抗措置に過ぎなかったことを意味している
1971.1.23長崎県交通局、長崎―平戸口 運行開始
1971.3.1大阪空港交通、大阪空港―新大阪駅 運行開始
1971.3国鉄バス、防府(ほうふ)駅―山口駅―萩駅・東萩駅 運行開始 (萩観光特急便)
1971.4.5(京王)新宿高速バスターミナル、開業
1971.4.20岐阜乗合自動車、新岐阜BC-下呂-湯屋温泉(130.4Km) 運行開始
 (飛騨小坂線、おんたけ号)
・・当初1日2往復の便があった
・・1977.6.21 下呂-湯屋温泉間 廃止 (新岐阜-下呂間に短縮)
・・2001.5.1  廃止
1971.4.28国鉄バス、夜行便ドリーム号(東京駅-神戸駅南口) 運行開始
・・1977.3 廃止
1971.6.1日本交通、大阪―米子線、(兵庫県内の)三宮―姫路間にて経路変更
・・R2経由より阪神高速3号線(神戸線)、第二神明道路経由に改められる
1971.6.27名古屋鉄道、名鉄BC-新岐阜BC-美濃(名美線) 廃止
1971.6三重急行自動車、宇治山田―賢島 特急便廃止
・・1970年3月の近鉄志摩線の改軌完了により特急列車が賢島に乗り入れるようになっていた
1971.7.1東京急行電鉄、渋谷―長野 廃止
1971.8.9東武鉄道、東京―桐生 休止
・・このころ道路の混雑により、上り便の東京駅八重洲通への延着は(各便平均すると)1時間ほどにものぼったといわれる
・・1972.7.26 正式に廃止
1971.9.1名古屋鉄道・岐阜乗合自動車、名美線(名古屋-岐阜-美濃) 廃止
1971.9山梨交通・諏訪自動車、甲府―上諏訪 休止
1971.9.16阪急三番街高速バスターミナル、開業
1971.9.22国鉄バス、盛岡駅―北福岡(現・二戸)駅・金田一駅・金田一温泉プール前 運行開始 (盛岡金田一急行線)
1971.7川中島自動車・千曲自動車、特急軽井沢線(中軽井沢―長野) 休止
1971.9国鉄バス、特急しらかば号(盛岡―久慈) 運行開始
・・このとき特急料金50円が設定された。この時期に仙台・盛岡間の急行便(1968~)が30円を徴収していたことをふまえると一段格上の位置づけである
1971.12.5北海道中央バス、札幌―岩内 運行開始 (札岩号)
1971西武バス、新宿―軽井沢 廃止

昭和47年
1972.1千曲自動車・山梨交通、小諸―甲府 急行便廃止
1972.2三重急行自動車、名古屋―賢島 急行便廃止
1972.3.15一畑電気鉄道、広島―宍道(しんじ)―出雲―大社 特急バス運行開始 (出雲大社線)
・・1989.5.21 数点の変更があった
 ●出雲・大社間が廃止
 ●宍道経由から県道26号出雲三刀屋線に変更
 ●中国JRバスと共同運行化
 ● ’みこと’号という愛称がつく
・・2004.4.1 一畑電気鉄道運行便は一畑バスに移管される
1972.4.28日ノ丸自動車、倉吉-三朝温泉—津山駅前-岡山 運行開始
・・1日1往復、全所要時間:3時間40分、運賃:1000円
1972.4山梨交通・西東京バス 塩山―氷川(奥多摩) 廃止
1972.4南国交通、鹿児島市内―鹿児島空港 運行開始 (空港特急バス)
1972.5.1北海道中央バス、札幌―小樽 運行開始 (おたる号)
1972.5松本電気鉄道・川中島自動車、松本―長野 運行休止
1972.6.15山形交通、山形ビルBT 開業
1972.7.25三重交通、亀山―長島温泉 特急便運行開始
1972.7.26東武鉄道、東京駅―桐生 正式廃止
1972.10.9京成電鉄、国鉄千葉駅―蓮沼海岸南浜(現・千葉県山武市) 運行開始 (東金特急バス)
1972.10千曲自動車・川中島自動車 特急佐久長野線、休止
1972.11.12三重交通、草津駅前‐(鈴鹿スカイライン)‐長島温泉 特急便運行開始 (草津・長島温泉特急バス)
・・同月に開通した鈴鹿スカイラインを経由

昭和48年
1973.3.2三重交通、伊勢市駅前―長島温泉 特急便運行開始
1973.6.1名古屋鉄道・遠州鉄道、名鉄BC-遠鉄浜松駅 運行開始 (東名浜松名古屋線)
・・以下の変遷がある
 ●1975.3.1  名鉄便が休止
 ●1980.4.7  運賃改定
 ●1981.6.10 廃止
1973.10.22名古屋鉄道、東名伊良湖線(名古屋-伊良湖線) 廃止
1973.11.14(関門橋、開通)
1973.11.15西日本鉄道・サンデン交通、福岡-山口間の特急便につき、関門橋経由に経路変更
1973.11.17西日本鉄道・九州産業交通、福岡―熊本間特急バス’ひのくに号’ 鳥栖―熊本間を九州道に乗せかえ
・・九州初の高速バスとなる 
1973.11.23新潟交通、万代シティBCを開業
1973.12千曲自動車・松本電気鉄道、上田-松本 休止

昭和49年
1974.7.1東京急行電鉄・江ノ島鎌倉観光、渋谷―江ノ島 廃止
1974.10.1日本急行バス、名古屋BC―大阪(梅田)、名古屋BC-神戸駅 休止
・・これからしばらくの間、日急バスは京都以東に専念することとなる
1974.10.10広島バスセンタービル、竣工
・・従来は地平であった 
1974.11.27

名古屋ターミナルビル、開業
・・1階が国鉄バスターミナル、2階が市営バスターミナルとなっていた。ビル内にはほかに松坂屋百貨店やターミナルホテルなどが入居していた。
・・1階の国鉄バスのりばは’国鉄バス名古屋駅’と称していた
・・2010.12.23 閉鎖 (JRゲートタワーに建て替えのため)

1974.12.1サンデン交通、宇部-黒崎 廃止
1974.12.1サンデン交通、黒崎―秋芳洞 一部の区間を中国道に乗せかえる、併せて冬期運休化
1974.12.1北海道中央バス、札幌-旭川 直通便廃止
・・滝川Tにて系統分割することになる。これに伴い滝川-旭川間に特急滝旭線を新設
1974年国鉄バス、金沢駅-穴水駅-能登飯田 夜行急行便 廃止
   
昭和50年
1975.1道南バス 室蘭―札幌 急行便廃止
・・こののち5月には北海道中央バス便も廃止されている
1975.3.1名古屋鉄道、東名浜松線(名古屋-浜松) 休止
1975.3.10(山陽新幹線、岡山―博多 開業)
1975.3.10国鉄バス、広島駅(新幹線口)―広島BC―大朝―石見川本―石見大田
 運行開始 (銀山号)
・・山陽新幹線の岡山―博多間延伸にあわせての新幹線連絡特急便の新設
・・この路線は、2005(平成17)年6月30日廃止 
1975.3.10国鉄バス、広島駅(新幹線口)-広島BC—大朝-因原駅-江津駅
 運行開始 (ごうつ号) 
・・上の銀山号と同様、新幹線の開業にあわせての連絡便新設
・・1991年    ’江の川(ごうのかわ)号’に改称
・・2005.6.30 廃止
1975.3.10国鉄バス、小郡駅―山口駅―東萩駅 特急便運行開始 (はぎ号)
・・2016.10.1 廃止
1975.3.10防長交通、小郡駅―太田中央‐東萩駅 特急便運行開始 (はぎ号)
・・上記国鉄便とは共同運行の形をとっていてともに’はぎ号’と名乗る。ルートは国鉄便と異なる
・・2017.10.1 廃止
1975.3.14西日本鉄道・九州産業交通、ひのくに号(福岡-熊本)につき、太宰府-鳥栖間を九州道にのせかえる
1975.3.31東名急行バス、全路線廃止
1975.4.1一畑電気鉄道、松江-益田 休止(正式な廃止は1984年3月24日)
・・ただし石見交通便は存続
1975.5.1北海道中央バス、札幌-室蘭 廃止
1975.6岐阜乗合自動車、多治見線 廃止
1975.7.15防長交通、小郡駅(現・新山口駅)―太田中央―青海大橋-湯本温泉 運行開始 (ながと号)
1975.8.21名古屋鉄道・岐阜乗合自動車、名垣線(名鉄BC-新大垣) 廃止
1975.8.24名古屋鉄道・信南交通、名古屋(名鉄BC)―飯田BC(118.8Km)運行開始
  (中央道特急バス)
 ・・中央道恵那山トンネル(前日に開通)に伴う高速のせかえ路線。これにより1957年7月より運行されてきた名飯急行バスは発展的解消となった
・・経路は、名古屋―春日井間が一般道(R20)経由であった
・・所要時間は2時間30分であり従来の半分となった
・・’中央高速バス’というブランド名はすでに京王帝都電鉄により登録商標化されているので、あらたに’中央道特急バス’というブランドを立ち上げスタートしている
1975.10.1サンデン交通、山口―福岡 休止
1975.10.16(中国道、宝塚・西宮北間と福崎・美作間が開通し大阪-落合間がつながる)
1975.11.1国鉄バス、中国高速線、大阪駅‐新大阪駅―津山IC‐落合IC 運行開始 (中国高速線)
・・以下の変遷がある
 ●1991.8.1 津山駅‐落合IC間(=急行2往復)は廃止
        (代わりに津山駅‐井の口‐津山車庫に運行を開始)
 ●2003.8.1 津山駅‐津山車庫 廃止
1975.11.1国鉄バス(中国高速線)・神姫バス 大阪駅-新大阪駅―津山駅 運行開始 (中国高速線) 
・・国鉄バス中国高速線は営業成績もよかった。しかし、一方で並行する国鉄姫新線の乗客を奪うという結果になってしまい、国鉄内部で論議になったという。従ってこの路線は以降、岡山県より西には延長されていない
1975.11.1神姫バス、新大阪―西脇‐柏原 運行開始
・・1996年 西脇‐柏原間 区間廃止
1975.11.1神姫バス、新大阪―粟賀 運行開始
・・1998.4.1 新大阪・福崎間に路線を短縮
・・2003.8.1 休止
1975.11.1日本交通 昼行便を中国道にのせかえ、阪急三番街高速BTに乗入れ
・・昼行便は神戸三宮を通らなくなった
1975.12.10全但バス 梅田(阪急BT)-湯村温泉 運行開始(のちに’夢千代号’と命名)
・・2009.4.1 阪急観光バスが1往復参入
1975南四国急行バス、高松―高知 休止 (その後会社解散)

昭和51年
1976.4.1東日本急行、中尊寺以北の路線から撤退 (ただし、国鉄便は存続)
1976.4.10神姫バス、新大阪―柏原(かいばら) 運行開始
・・のち1996年 西脇・柏原間 廃止
1976.4.10神姫バス、新大阪―山崎 運行開始
・・のち、2003.8.1 休止
1976.4.10神姫バス、新大阪―原 運行開始
・・1998.4.1 新大阪・山崎間に路線を短縮
・・2003.8.1 休止
1976.4.16静岡鉄道、新静岡―御前崎サンホテル(55.4Km) 運行開始
1976.4.30三重交通、津駅西口―上野産業会館 運行開始(伊賀上野特急線)
・・1975年10月に伊勢道が部分開通し、関JCTから津ICまで高速道路を経由して運行
1976.5.15名古屋鉄道・信南交通・伊那バス、名古屋(名鉄BC)―伊那市-箕輪(長野県箕輪町 (188.8Km) 運行開始
・・名古屋-飯田線と異なり名神一宮IC経由となっていた 
1976.6.21三重交通、南紀特急線を津駅西口まで延長
1976.8.1
琉球バス・沖縄バス、那覇BT―名護―海洋博記念公園(93番、89.6Km)運行開始 (R58経由)
・・この路線は沖縄県内のものとしては最長クラスに入るものといえる            ・・沖縄海洋博記念公園は1976年8月1日開園、沖縄海洋博覧会(1975年7月-1976年1月開催)の跡地を利用してつくられた
・・その後この路線は1997年5月に廃止されている
1976.8.1
東武鉄道、北前橋―館林駅(54Km) 廃止 
1976.8.1大阪空港交通、大阪空港‐阿倍野線 運行開始
1976.8.8
阪急バス、有馬急行線、池田IC-・西宮北IC間を中国道にのせかえ 
1976.10.1サンデン交通、山口―福岡 廃止

昭和52年
1977.1四国急行バス、高松―松山 廃止 (その後会社解散)
・・なお、同区間の国鉄便はこの時点では存続している
1977.2.15神姫バス、姫路‐湯郷線(=1968~) 廃止
1977.4.1国鉄バス・日本高速自動車 名古屋駅―神戸駅 運行休止
・・名古屋‐京都線と名古屋‐大阪線はこの後も長く存続 
1977.6.21岐阜乗合自動車、岐阜‐湯屋線につき、下呂駅前‐湯屋温泉間 区間廃止
・・これ以降、下呂線と改称
1977.8神戸市交通局、三宮‐有馬線より撤退
・・これにより、阪急バス・神戸電気鉄道・神姫バスによる3社運行となる
1977常磐急行交通 東京―日立 廃止
1977国鉄バス、関門急行線 休止
1977大分バス・宮崎交通、別府-大分-重岡-延岡-宮崎 廃止

昭和53年
1978.3信南交通・伊那バス、飯田―長野(みすず急行) 休止
1978.4.1国鉄バス・日本高速自動車 名古屋駅―神戸駅 廃止
1978.4.22
京王帝都電鉄・富士急行・山梨交通、新宿高速BT―勝沼-石和駅入口-甲府駅 運行開始 (中央高速バス甲府線) 
・・中央道が1977年12月に勝沼まで開通したことを受けての開業、従来の昇仙峡線を高速道路にのせかえるかたちとなった 
1978.5.1
松電バスターミナル、開業
・・同ターミナルの竣工(竣工とは完成検査を待つのみに至った段階のこと)は同年4月である
1978.9.20
札幌駅前ターミナル、 開業
1978.9.22
新潟交通・越後交通、新潟駅(万代口)―長岡駅(大手口)(70.6Km) 運行開始
1978.10.2
国鉄バス、五新線、五条-折立間 休止
・・これにより同区間は奈良交通の単独運行となる 
1978.10.16阪急バス・神戸電気鉄道・神姫バス、三宮‐有馬線につき、六甲山トンネル経由より新神戸トンネル経由に変更
1978.10国鉄バス、関門急行線、廃止
1978.11.1岩手県北自動車、盛岡―宮古 急行便運行開始 (106急行バス)
・・R106の道路改修(1978年10月完了)により、一般道経由ながら新しいタイプの急行路線バスが生まれた
・・運行ダイヤや、満席時の続行便手配などいろいろなアイデアが盛り込まれていた。 そのため営業成績はよかった
1978.11国鉄バス、名金急行線(冬季運休) 名古屋金沢直通便 運行終了
・・名鉄便(これも冬期運休)は翌年6月より運行再開(運行継続)
1978山梨交通 甲府―静岡便から撤退 (静岡鉄道便は存続)

昭和54年
1979.1.18 
国鉄バス、大阪駅のハイウェイバスのりばを北口より桜橋口に移転
・・このあと2011年まで32年間使用される
1979.4.1
大阪空港交通、大阪空港‐堺東線 運行開始
・・のち、1995.2.21 廃止
1979.4.28
北陸鉄道、金沢駅前―輪島駅前 期間便運行開始
・・GWと夏季休暇期間限定で運行
・・1日1往復、所要時間:約2時間30分、運賃:1800円
・・以下の変遷がある
 ●1982.11.17 通年運行化
 ●2005.4.1   北陸鉄道㈱より能登中央バス㈱に移管
            同時に路線名も’輪島特急線’に改称
 ●2008.4.1     会社合併に伴い北鉄奥能登バス㈱による運行となる
 ●2020.4.1     中央病院および戸水西に停車開始 
1979.7.21
西日本鉄道、砂津-小倉駅前—福岡空港 運行開始
・・2020.1.13 運行終了 
1979.7 
国鉄バス、高松―松山 廃止 (北四国急行線) 
1979.12.4 
東京空港交通・京成電鉄・京浜急行電鉄、YCAT(横浜シティエアターミナル)―成田空港 運行開始 (シーガル号)
1979.12.23
西日本鉄道、福岡-福岡空港―佐賀駅BC 運行開始
・・以下の変遷がある
 ●1981.12.27 天神系統と空港系統を分離
 ●1985.3.29  一部区間を長崎道(鳥栖-佐賀大和)にのせかえる
 ●2020.1.14  ノンストップ便を設定  
1979 
国鉄バス、仙台盛岡急行線、一ノ関駅―盛岡BC間 区間廃止
・・仙台盛岡急行線は仙台駅―一ノ関駅となる
・・なお、東北道は1978年12月2日に築館IC-一ノ関IC間が開通していてすでに仙台地域―盛岡地域間は高速道路でつながっていたのでこの時点で高速バス化することも不可能ではなかった。しかしこの区間の高速バスが運行開始されるのは10年後の1989年9月のことである
    
昭和55年
1980.3.8西日本鉄道、博多駅交通C-天神BC―引野口-小倉駅前-砂津(74.4Km) 運行開始 (ひきの号)
1980.3.8西日本鉄道、ノンストップひびき号(福岡-小倉)のうち中谷経由の便をノンストップなかたに号に改称
・・また、ノンストップひびき号のうち中谷を経由しない便は若干の経路変更を行い、スーパーノンストップひびき号に改称された
1980.3.26九州産業交通、熊本(交通センター)-人吉 高速道路に乗せかえての運行開始 (ひとよし号)
1980.4.1全但バス 大阪(梅田)-城崎 運行開始
1980.6.14名古屋鉄道、名鉄BC-下呂 廃止
1980.12.26国鉄バス、広島‐江津 運転開始
・・2005.6.30 運行終了
 
昭和56年 
1981.7.7阪急バス、梅田(阪急BT)‐中国新見(=新見郵便局前)(231.5Km) 運行開始
・・1日4往復、所要時間:3時間40分
・・1991.7 備北バスに移管 
1981.7.7日本交通、山陰特急バスの昼行便につき大阪-鳥取・倉吉系統と大阪-米子系統を分離する
 ●大阪―鳥取・倉吉系統は中国道山崎ICにてR29を北上(従来通り)
 ●大阪―米子系統は中国道落合ICにてR181を北上して米子に至る
・・ただしこの時点では夜行便は開業当初とほぼ同じく大阪(弁天町)-神戸三宮-R2-(姫路)-R29-鳥取-倉吉-米子というルートを継続している
1981.7北都観光、会員制バス(=ツアーバス)、札幌(京王H)-稚内フェリー乗り場、催行開始
・・1日1往復
・・運行は銀嶺バス、道北観光バスが担当
1981.8.23鳥取バスターミナル、開業 (鳥取駅前)
・・日ノ丸、日交、鳥取県、鳥取市が出資
・・従来は日ノ丸、日交でのりばが別々であった
1981.9.10福島交通、福島駅-郡山駅 運行開始
・・東北道経由の県内高速バスである
・・2019.12.11 運行終了
1981.10.29新潟交通・越後交通、新潟駅前-万代シティBC前-県庁―長岡北-柏崎駅前
運行開始
・・2014.4.1 新潟交通が撤退
1981.12.8宮城交通・山形交通、宮城県庁前-仙台駅前―山形県庁前-山交BT 特急便 運行開始 (R286、川崎町、笹谷トンネル経由)
・・1981年4月、笹谷トンネル開通により特急バスの通年運行が可能になった
・・なお、従来の笹谷峠(標高979m)は切り返しを要する急カーブがあり、しかも冬季通行止めであったためバス路線には不向きであり、仙台-山形間を結ぶバスは専らこれより北方の関山トンネルを経由していた
1981.12.27西日本鉄道、福岡-佐賀間の高速バス路線を天神系統と空港系統に分離

昭和57年
1982.3.7 
群馬中央バス、前橋―館林(約50Km) 急行便廃止 
1982.3.10 
北陸鉄道、急行和倉線(金沢-和倉温泉)につき路線短縮
・・七尾駅-和倉温泉間が運行とりやめとなり、全便七尾駅までとなる。路線名も’急行七尾線’となる 
1982.3.20 
西日本鉄道・日田バス・亀の井バス、福岡(博多駅C・天神BC)-由布院駅前・くじゅう 運行開始 (ゆふいん号)
1982.4.27
新潟交通、新潟駅前BT―東三条駅(42.4Km) 運行開始
・・以下の変遷がある
 ●2020.4.1 アイケー・アライアンスが参入
1982.4.25 
西日本鉄道、福岡(博多駅交通C・天神BC)―小倉駅前・砂津 直通便運行開始 (ひびき号)
1982.4.28 
宮崎交通・南九州高速バス、宮交シティ―鹿児島空港南―西鹿児島駅(当時)・上荒田町 (156.0Km) 運行開始 (はまゆう号)
・・以下の変遷がある
 ●2004.3.13  南九州高速バスが撤退
 ●2010.12.20 南国交通が参入
 ●2019.4.1   宮崎駅-宮崎空港間 廃止
1982.5.1 
宗谷バス、札幌(東急ホテル前)―稚内駅(336.7Km) 運行開始
・・所要時間は6時間15分であった 
1982.6.1 
北海道中央バス、札幌駅前T―大谷地―登別温泉 運行開始 (のぼりべつ号)  
1982.6.23
岩手県北バス・秋北バス、盛岡駅-陸中花輪駅-大館駅 運行開始 (みちのく号)
・・2015.3.14 岩手県交通が撤退
1982.6.23 
JRバス東北・岩手県交通・岩手県北自動車・秋北バス、盛岡駅―十和田IC-大湯温泉-和井内-十和田湖(129.9Km) 運行開始 (とわだこ号) 
1982.7.25 
東急観光、ツアーバス’東急そよ風号’(渋谷(2階高速のりば)―軽井沢草軽交通ターミナル-北軽井沢ホテル(グリーンプラザ新館前)催行開始
・・夏季のみの季節運行 
・・1992年の夏まで運行
1982.9.1 
日本交通、山陰特急バスの大阪-鳥取系統のうち1往復を智頭経由に改める
・・ルートは中国道佐用ICまで西下し、以遠R373(志戸坂トンネル)、R53を北上して鳥取に至るものとした
・・この時あらたに智頭、用瀬(もちがせ)、河原の3停留所が新設された
・・これ以降において以下の変遷がある
 ●2008.4.1 国道上の智頭停留所が高速道路の智頭福原に移転
 ●2009.4.1 国道上の用瀬および河原停留所が高速道路に移転
1982.10.1 
西日本鉄道・西肥バス、させぼ号(福岡-佐世保)を九州道(大宰府-鳥栖)にのせかえる 
1982.12.30 
西日本鉄道、福岡(天神)―田川―行橋 特急便運行開始 
1982.12.31
石見交通、松江-益田 運行終了 
 
昭和58年
1983.1.19京王帝都電鉄・富士急行・山梨交通、中央高速バス甲府線に新たに甲府南IC経由便を追加、運行開始
・・中央道の勝沼-甲府昭和間の開通(1982年11月)をうけた路線
1983.3.24阪急バス・西日本鉄道 大阪梅田(阪急BT)―福岡 運行開始
 (ムーンライト号)
・・起終点事業者による共同運行やプール精算制(走行距離によって収入を配分)の導入など日本の夜行高速バスの歴史において画期的なものがあった
・・現在では珍しくなくなったが独立3列シートは1986年3月の車両更新時にこの路線が初めて採用したものである
・・以下の変遷がある
●1992.11.1   経路変更(広島北~山口JCT間が山陽道経由化)
●1993.12.26 経路変更(兵庫県~広島県区間も山陽道経由化)
●2010.4.2   京都駅八条口まで延長(きょうと号廃止の救済)
●2013.8.1   運賃変動制導入
●2017.4.1   運行休止
1983.4.15(TDL、グランドオープン)
1983.4.28新潟交通、新潟駅―燕駅(39.7Km) 運行開始
1983.4.28新潟交通、新潟駅―弥彦神社前(51.7Km) 運行開始
1983.7.1国鉄バス・東京空港交通、東京駅(八重洲北口)―TDL 運行開始 (国鉄:東京湾岸線)
・・以下の変遷がある
●1983.12 国鉄便に新型車投入(ふそうK-MS613SA、車体:富士)
       (このときに白と青の新デザインが採用される)
●1995年  廃止
1983.7.21宮城交通、北仙台-県庁市役所前―村田(営)(31.2Km) 運行開始 (仙台-村田線)
・・2005.12.1 宮交仙南バスに移管、同日蔵王町まで延伸
・・2007.1.1  ミヤコーバスに移管
1983.11.10新潟交通・越後交通・頸城自動車、新潟駅(万代口)―三条・燕―直江津駅(134.0Km) 運行開始
1983.11.10新潟交通・越後交通・頚城自動車、新潟駅(万代口)―三条・燕―高田駅(134.3Km) 運行開始
1983.11.10北海道中央バス、札幌駅前T-岩見沢T 運行開始 (いわみざわ号)
・・北海道初の高速バスとなる
1983年奈良交通、奈良‐新宮線につき、奈良発着をとりやめ大和八木発着に短縮
 
昭和59年
1984.2

おんたけ交通、南木曽駅―(清内路峠)―飯田 廃止
・・これより数年前までは信南交通便もあった
・・この路線の歴史は古く、大正時代に大平自動車により開始されている 

1984.3.1

日本交通(鳥取・大阪)、大阪‐鳥取線(若桜経由便)に丹比停留所 開設

1984.3.18

北都交通、札幌(大通BC)-函館駅前(263.0Km) 運行開始(オーロラ号)

1984.4.25北海道中央バス、札幌(駅前ターミナル)―室蘭ターミナル(133.2Km) 運行開始 (むろらん号)
・・この路線は道南バスとの共同運行というのではない
 (北海道中央バスが共同運行方式をとるのは1990.3以降のことである)
1984.4.25道南バス、札幌(駅前ターミナル)-室蘭駅(131.4Km) 運行開始(白鳥号)
・・車両は独・ネオプラン社製のものも使用された
1984.4阪急バス、大阪(梅田)―三次(308.7Km)    (1日1往復)
       大阪(梅田)―東城(現・広島県庄原市)(1日1往復) 運行開始
・・この2往復は1981年7月開業の大阪―新見線のうちの2本を延長運行したものである
・・のち、このうち大阪―東城便は三次まで延長運行され、三次便が2便化されている 
1984.5.20広島電鉄、新大阪(阪急BT)-加計(営)・千代田(営)、各1往復運行開始
・・新大阪阪急BTは、以前阪急京都線に新大阪乗り入れを目的とする経路変更計画があり、その際に用地確保していた土地を有効活用したものであった
1984.5.20中国バス、新大阪(阪急BT)―三次車庫 運行開始 (1日2往復)
1984.6.27道北バス、旭川駅前―紋別ターミナル 運行開始 (特急オホーツク号)
・・1989.12.22 北紋バスが参入
1984.7.1道南バス、札幌駅前T―鵡川駅通-新冠-静内-浦河(日赤前) 運行開始
 (超特急ペガサス号)
・・1987.3.1   高速ペガサス号に改称
・・1991.12.15 浦河T開業に伴い、停留所を浦河日赤前より移転
1984.9.1北海道中央バス・道北バス・JR北海道、札幌駅前BT―旭川BT 運行開始
 (あさひかわ号)
1984.9.1北海道中央バス、札幌駅前BT-芦別T-富良野T(144.5Km) 運行開始
 (ふらの号)
・・のち1990.4.10に滝川IC経由の’高速ふらの号’となる    
1984.10.1南海白浜急行バス、路線全線廃止(和歌山-白浜)
・・このうち和歌山-御坊間は南海御坊バス(新設)が承継
1984.12.1北海道中央バス、札幌駅前T-滝川T 運行開始 (高速たきかわ号)
1984.12.14京王帝都電鉄・ほか3社、新宿高速BT-飯田BT 運行開始
・・ほか3社、信南交通、伊那バス、諏訪バス
1984.12.28沿岸バス、札幌東急ホテル―羽幌T‐本社T-豊富(営)(296.8Km) 運行開始 (特急はぼろ号)
・・所要時間は5時間30分である
・・以下の変遷がある
 ●1990.7     札幌IC‐滝川IC間を道央道にのせかえ
 ●1991.5     増毛経由便(一般道経由便)新設
 ●1993.4.1   札幌側の起終点を東急Hより札幌駅前Tに変更
 ●2010.5.1   高速経由便につき菊水元町7条、苗穂駅前に停車開始
 ●2018.11.17 苗穂駅前停留所を移転し苗穂駅南口とする

昭和60年
1985.1.15国鉄バス・東日本急行、仙台駅西口―築館町-沢辺-一ノ関駅(86.0Km) 運行開始
・・一部区間東北道(泉IC-築館IC間)を走行
1985.1.15東日本急行、仙台駅西口―築館町-沢辺-一ノ関駅-中尊寺(96.1Km) 運行開始
・・上記路線と同じく一部区間東北道(泉IC・築館IC間)を走行
・・2003.11.1 (親会社の)岩手急行バスが(仙台・一ノ関間)参入
1985.2.15サンデン交通、下関駅―美祢(みね)―湯田温泉-山口駅(78.8Km) 運行開始
1985.3.14国鉄バス・弘南バス・岩手県交通・岩手県北自動車、盛岡駅―弘前BT 運行開始 (ヨーデル号)
1985.3.28(長崎道、鳥栖-佐賀大和 開通)
1985.3.29西日本鉄道、福岡-佐賀線および福岡空港-佐賀線を長崎道にのせかえる
1985.4.1国鉄バス、美伯線(津山駅-倉吉駅) 休止
1985.4.15千葉交通・東京空港交通・東京ベイシティ交通、成田空港―TDL-シェラトングランドホテル 運行開始
1985.4.27西日本鉄道、砂津-小倉駅前-引野口―福岡IC―佐賀駅BC(123.2Km) 運行開始 (かささぎ号)
1985.6.8
(大鳴門橋、開通) 
1985.6.9
淡路交通・徳島バス、津名港(兵庫県淡路市)―鳴門駅-徳島駅(60.9Km)運行開始
・・2001.2.1 洲本高速BCに停車化
・・2003.4.5 淡路交通が撤退
1985.8.1
新潟交通、新潟駅(万代口)―巻駅前(32.7Km) 運行開始
・・巻駅はJR越後線の駅である
・・新潟交通による県内高速バスはこのころにはかなり充実したものになっていた
・・2016.4.1 廃止
1985.9.20
宗谷バス、旭川駅前-名寄駅前-音威子府T-枝幸(えさし)T(178.5Km) 運行開始 (えさし号)
・・1992.4.1 道北バスが参入  
1985.10.16
宮城交通、仙台駅前・県庁市役所前-北仙台―築館町(59.6Km) 運行開始
1985.10.3
大阪空港交通、大阪空港‐上本町線 運行開始
1985.10.5
祐徳自動車、博多駅交通C‐天神BC―佐賀大和IC-嬉野IC-嬉野温泉 (105.0Km) 運行開始 (かささぎ号)  
・・1999年    嬉野温泉- 鹿島中川間 延長運行開始
・・2002.10 運休
1985.10
佐世保交通センタービル、竣工 
1985.12.1
北海道中央バス、札幌駅前T-札幌T―岩見沢T-三笠T(54.8Km) 運行開始 (高速みかさ号)
1985.12.1
北海道中央バス、千歳空港—岩見沢T-美唄T-砂川T-滝川T(122.2Km) 運行開始 (高速はやぶさ・そらち号)
・・以下の変遷がある
 ●1988.4.1   派生系統として岩見沢系統、芦別系統を新設
             同時に’高速そらち号’に改称
 ●2000.12.1  冬期運休化(12~3月)
 ●2002.11.30 運行終了
 ●2003.4.1   廃止
1985.12.1
西日本鉄道・昭和自動車、博多駅交通C‐天神BC―佐賀大和IC-伊万里BC
(105.8Km) 運行開始 (いまり号) 
1985.12.10西武バス・新潟交通・越後交通、池袋駅東口―新潟駅前 運行開始
・・以下の変遷がある
 ●1986.12.27 サンシャインH-池袋駅東口間 延伸
 ●1987.7.24  新潟側の起終点を万代シティBCに変更
 ●2007.8.1   サンシャインH-池袋駅東口間 廃止
 ●2012.10.1  夜行便のみ池袋駅東口-新宿駅西口BT間 延伸
 ●2016.4.4   新宿のりばをバスタ新宿に変更
1985.12.20国鉄バス(上野湾岸線)・京成電鉄、上野駅(入谷口)―TDL(17.7Km) 運行開始
1985.12.27越後交通・頸城自動車、長岡駅(大手口)-柏崎-潟町―高田駅(91.3Km) 運行開始

昭和61年
1986.3.14国鉄バス(国鉄自動車局)、東京駅-諏訪・岡谷間の路線開設を申請
・・これには以前に京王・信南交通などにより新宿・飯田間の路線の開設がおこなわれようとした時に、同じ国鉄(長鉄局)が妨害をした経緯があるため民営バスとの調整はうまくいかず紛糾した
(当時は運輸省に競合路線併存(ダブルトラック)といった指導方針がなく、あくまでも1グループによる共同運行を標準としていた。ダブルトラック路線が始まるのは1989年の春頃からである)
1986.4.2備北交通、広島BC―庄原BC-東城駅前 運行開始
1986.6.1弘南バス、弘前BT-日沼-黒石―青森(観光物産館) 運行開始
・・1日4便運行、所要:約1時間
1986.7.1阪急バス、大阪(梅田)-湯原温泉(219Km) 運行開始(所要3時間50分)
1986.7.1中鉄バス、新大阪(阪急BT)―湯原温泉 運行開始
・・阪急バスとは大阪側のターミナルが異なるが’相互乗入れ’ではなく’共同運運行’扱いである(社史(最近の10年史)による)
・・2008.12 阪急バス便とともに廃止されている
1986.12.15国鉄バス、ドリーム号にスーパーハイデッカーを投入
1986.12.26弘南バス・京浜急行電鉄、品川パシフィックH-浜松町BT―弘前BT(685Km) 運行開始 (ノクターン号)
・・以下の変遷がある
 ●1990.4.26 横浜系統を新設
 ●2002.7.1  同区間において昼行便(スカイターン号)運行開始
 ●2003.10.1 京浜急行電鉄便が京浜急行バスに移管される

昭和62年
1987.2.26 
京成電鉄、千葉中央駅‐成東駅 運行開始(東金特急線、フラワーライナー) 
1987.3.19
九州急行バス、九州号のスピードアップ、および増便実施
・・九州横断道の延伸に伴う
1987.4.1 
(日本国有鉄道、旅客6社、及び貨物1社に分割の上、民営化される) 
・・ただし、JRバスについては1年間は旅客鉄道6社による直営とした
1987.4.1 
国鉄バス、東大阪線、吹田―松下厨房器前 国鉄民営化と同時に廃止
・・東大阪線は当初4社で吹田―八尾間を結ぶ路線として開業したが、さしたる長距離乗車の需要もなく、少しずつ運行区間がカットされていった
1987.4.1 
JR東日本・関東鉄道、東京(八重洲口)―つくばセンター(66Km)運行開始
・・JR東日本便は1年後、JRバス関東に移管 
1987.4.1 
ふらのバス、富良野―旭川空港-旭川駅前 運行開始 (快速ラベンダー号) 
1987.7.1 
京王帝都電鉄・富士急行・山梨交通・諏訪バス・JR東日本、新宿高速BT―岡谷駅・上諏訪駅 運行開始
・・JR便を加える化については紛糾もあったが1往復の参入が認められた
(JR便についていえば、元もと国鉄時代に東京駅起点の独自路線を開設申請していたのでこの共同運行は当時の行政指導に沿ったものでしかない)
・・JR東日本便は翌年4月にJRバス関東に移管
1987.7.20 
名古屋鉄道、北陸鉄道・JR西日本・JR東海、名古屋(名鉄BC)-名古屋駅―金沢駅(245.6Km) 運行開始 (名神・北陸道経由)(北陸道高速バス)
1987.8.1 
国鉄バス・弘南バス・岩手県交通・岩手県北自動車、盛岡駅―青森駅-観光物産館 運行開始 (あすなろ号) 
1987.8.6 
北海道中央バス、札幌T(上り便は駅前T)—釧路駅前 運行開始 (スターライト釧路号)
・・以下の変遷がある
 ●1992.7.11 阿寒バス、くしろバスが参入
          昼行便において音別駅前および白糠駅前に停車開始
 ●1993.4.1  夜行便において上記2停留所に停車開始
 ●1996.7.20 経路変更(十勝清水IC-池田ICにおいて道東道経由化) 
1987.10.2 
三重交通、名古屋(名鉄BC)-西桑名ネオポリス(三重県東員町)(38Km)      運行開始 
1987.10.2 
石見交通、広島駅-広島BC-日原駅―益田(156.2Km) 運行開始 (広益(こうえき)線)
1987.11.2 
北見バス・道北バス、北見BT―旭川駅前(R39経由) 特急便運行開始
 (特急石北号)          
1987.12.23
西武バス・富山地方鉄道、池袋―富山駅前 運行開始 (関越・北陸道経由) 
      
昭和63年
1988.2.17
小田急バス・秋田中央交通、新宿(ホテルセンチュリーハイアット)―秋田(長崎屋BT)(667.8Km) 運行開始 (フローラ号)
・・以下の変遷がある
 ●2016.4.4 バスタ新宿乗り入れ
 ●2020.4.21 一部便が羽田空港エアポートガーデンに乗り入れ
1988.3.13
JR東日本・JR東海、東京-名古屋間に速達便 ’東名ライナー’ 新設(6往復)
・・東名高速上の途中停留所を6か所ほどにしぼった 
1988.3.13
JR東海、浜松駅-東名豊田-名神岩倉―京都駅(烏丸口) 運行開始 (東名名神直通バス) 
・・同年4月よりJR東海バスに移管
・・1日1往復の運行であった
・・2006.12.15 廃止
1988.3.20
JR西日本・神姫バス、中国高速線、大阪駅―北条BC 運行開始
1988.4.1
(JR東日本、JR東海、JR西日本、バス事業を分社化)
 ●JR東日本→JRバス関東、JRバス東北
 ●JR東海  →JR東海バス
 ●JR西日本→西日本JRバス、中国JRバス
1988.4.1
西日本鉄道、福岡(天神BC)-行橋(営) 運行開始
・・のち 西鉄高速バスに移管
1988.4.10
(瀬戸大橋、開通) 
1988.4.10
瀬戸大橋高速バス・下津井電鉄・両備バス・中国JRバス・JR四国、岡山県(岡山および倉敷)―(瀬戸大橋)―香川県(高松および琴平) 運行開始
・・1991.3.20 中国JRバスが撤退
・・1992.6.1  下津井電鉄、瀬戸大橋高速バスが撤退
・・1993.12.1 路線廃止
1988.4.20
三重交通、上野車庫-上野産業会館―名鉄BC(89.1km) 運行開始 (名古屋上野高速線) 
1988.4.27
JRバス関東・関東鉄道・茨城交通、東京駅(八重洲口)―水戸駅北口(大塚経由、112.8Km) 運行開始 (みと号)
・・所要時間は、下りが1時間50分、上りが2時間45分と上下で大幅に異なった時間を設定している
・・開業当初は水戸駅乗り場は北口であったがのちに北口南口双方に停車
・・2000.12.1 あらたに茨城県庁経由の系統(県庁ルート)が新設される
・・2008.6.16 あらたに茨城大学経由の系統(茨大ルート)が新設される 
1988.4.29
西日本鉄道・九州産業交通・宮崎交通、福岡(天神)―宮交シティ運行開始
 (フェニックス号)
・・当初は上記3社による各1往復、計3往復の運行であった
・・また当時は一部区間(八代IC―えびのIC)は一般道(R219、R221)経由であった (九州道の全通は1995年7月である)
・・1989.7.26 JR九州が参入
・・1989.12.8 一部区間を九州道(八代-人吉)にのせかえる
・・2011.4.13 JR九州バスが撤退(同区間に’たいよう’号新設のため)
・・2012.4.26 JR九州バスが再参入(’たいよう号’は廃止)
1988.5.1

琉球バス・沖縄バス・那覇交通・東陽バス、那覇空港―那覇BT-名護 運行開始
・・沖縄道全通(1987年10月)をうけて開業

1988.5.17

京浜急行電鉄・日ノ丸自動車・日本交通(鳥取)、品川―鳥取 運行開始(キャメル号)
・・2021.3.16 廃止

1988.5.17
日ノ丸自動車・日本交通・京浜急行電鉄、Hパシフィック東京-米子駅前BT(795.4Km) 運行開始 (キャメル号)
・・2021.3.16 廃止
1988.6.1JRバス関東・日立電鉄、東京駅―新田中内(しんたなこうち)-常陸多賀駅-日立駅(142.3Km) 運行開始 (日立号)
・・上り便は上野駅入谷口にも停車
1988.7.2日本急行バス、名古屋(名鉄BC)―三ノ宮駅前-神戸駅前-ポートピアホテル運行開始 (ベンツ特急)
・・ドイツのメルセデス・ベンツ社より新型車を輸入し(当初は)神戸線の専用車とした
1988.7.5京成電鉄・京浜急行電鉄・東京空港交通、千葉中央駅‐海浜幕張駅―羽田空港 運行開始
1988.7.8近畿日本鉄道・九州産業交通、大阪(あべの橋)―熊本(交通センター)(749.9Km) 運行開始 (サンライズ号)
・・2016.4.1 近鉄バスが一旦撤退
・・2017.1.6 近鉄バス便が運行再開
1988.7.16JR東海バス・名古屋鉄道・福井鉄道・京福電気鉄道、名古屋(名鉄BC・名古屋駅BT)・名神一宮―敦賀IC・福井(京福BT) 運行開始 (北陸道高速バス)
・・この路線開設にあたってはJR側と民営側で競願になったので両者の調整により共同運行になった
・・一般的にいえば1988年開設の路線においては同一区間複数路線を防ぐべく、JRバスと民営バスとの共同運行を指導されたものが散見された。しかし翌1989年開設の路線には(方針が変わり)、ダブルトラック(競合)の形での認可が行われるようになった
1988.7.21西日本JRバス・神姫バス、大阪駅‐新大阪駅‐(中国・舞鶴道)‐福知山駅(108.1Km) 運行開始 (福知山高速線)
・・1日3往復(JR:1本、神姫:2本)、全所要時間:2時間10分
・・以下の変遷がある
 ●1998.4 大阪駅‐篠山(営)間の運行となる 
 ●1999.4 廃止
1988.7.21阪急バス・京都交通、大阪(梅田)―東舞鶴(146.8Km) 運行開始
 (阪急新大阪BT、中国道、舞鶴道、綾部駅前、西舞鶴駅前経由)
・・両社各1往復で、所要時間は2時間50分であった
1988.7.21阪急バス・丹後海陸交通、大阪(梅田)-宮津駅(155.9Km) 運行開始
 (阪急新大阪BT、中国道、舞鶴道、福知山駅前、天橋立駅前経由)
・・両社各1往復で、所要時間は3時間であった
1988.7.21西日本鉄道・長崎自動車、天神BC―オランダ村‐バイオパーク(146.7Km) 運行開始 (ウインドミル号)
・・1日2往復(1往復は冬期運休)、所要時間:2時間7分
1988.7.24国際興業・岩手県交通・JRバス東北・JRバス関東、東京駅-池袋(三越前)―盛岡駅-盛岡BC 運行開始 (らくちん号)
・・以下の変遷がある
 ●2006.3.3  2往復化される
 ●2008.7.1  ドリーム盛岡号が正式愛称となる
 ●2014.3.1  JRバス関東が撤退
 ●2017.10.1 1往復につき東京駅-渋谷マークシティ間延長運行開始
1988.8.6奈良交通・関東バス、東京(新宿)―奈良 運行開始 (やまと号)
・・東京―奈良間の運賃は8240円でありJRバス・ドリーム号と同水準の運賃が設定されていた
・・以下の変遷がある
 ●1999.5.10 関東バス担当便がケイビーバスに移管される
 ●2009.11.1 再びケイビーバス便が関東バスに移管される
1988.8.30京阪バス・西日本JRバス・北陸鉄道、京都駅烏丸口―香林坊-金沢駅前 運行開始
1988.9.1川中島バス・伊那バス・信南交通・松本電気鉄道・諏訪バス 
 長野(県庁)―駒ヶ根IC・飯田BC および
 松本BC―駒ヶ根IC・飯田BC 2系統運行開始 (みすずハイウェイバス)
・・当初は、豊科IC以北は一般道(R19)経由であった
・・長野道(松本・豊科間)が1988.8.3に開通したのをうけて運行開始
1988.9.3

名古屋鉄道・JR東海・松本電気鉄道、名古屋(名鉄BC)-松本BT(221Km)  運行開始

1988.9.10
名阪近鉄高速バス、名古屋駅BT-三ノ宮駅 運行開始 (ポートクイーン号)
・・1991.4 3列シート車を投入
1988.9.10
広島電鉄・西日本鉄道、広島BC―福岡(天神BC)運行開始 (ミリオン号)
・・乗務員を2人乗務としたためコストがかかり、のち1993年6月末をもって廃止されている
・・のち1992年11月1日に山陽道経由に経路変更されている
1988.9.23
岐阜乗合自動車、新岐阜BC-高山(137.8Km) 運行開始         (高山グリーン特急)
・・88ひだ高山博に合わせて開業(1日2往復、所要:2時間55分)
・・通年運行ではなく4月1日~11月30日の季節運行
・・経路は、東海北陸自動車道、郡上街道、飛騨美濃有料道路、せせらぎ街道であった
・・途中、美濃、郡上八幡、名宝村内で停車した
1988.9.29阪急バス・新潟交通 梅田(阪急BT)-京都(新阪急H)―古町-新潟駅前 運行開始 (おけさ号)
・・以下の変遷がある
 ●1989.7.24  新潟駅前-万代シティBC間 延伸
 ●2005.7.23  昼行便 新設
 ●2007.10.28 昼行便 廃止
 ●2014.7.14  新潟市内の経路を変更(古町などを通らなくなる)
 ●2016.12.12 京都駅前のりばを新阪急Hより八条口に変更
1988.9両備バス、岡山駅前・天満屋BS-宇野駅前-渋川 特急便運行開始 (玉野渋川線)
・・JR瀬戸大橋線の開通に伴う岡山・宇野間直通列車の減少という状況をふまえ新設された。新規採用できるものは全て採り入れるという意欲的な路線としてスタートした
1988.10.5岩手県交通、一ノ関-大船渡 特急便運行開始
1988.10.15JRバス関東・JR西日本バス、東京駅(八重洲口)―JR京都駅-JR奈良駅(549.1Km) 運行開始 (ドリーム奈良号)
・・従来からあった京都までの便を、R1とR24を経由し奈良まで延長したもの
1988.10.19日本交通、大阪-倉吉間の昼行便をR179(人形トンネル)経由にあらため大阪―鳥取系統と別系統として運行開始
・・このときから昼行便は大阪-鳥取、大阪-倉吉、大阪-米子と3つの方面別に系統化されるようになった
1988.10.25東京急行電鉄・南海電気鉄道、渋谷―JR和歌山駅前-南海和歌山市駅 運行開始 (東急:ミルキーウェイ号、南海:サザンクロス号)
1988.10.31千葉交通・京成電鉄、千葉中央駅―成田空港 運行開始 
1988.11.10東邦交通・根室交通、釧路BT-根室交通本社前 運行開始 (ねむろ号)
・・東邦交通㈱は1989年5月15日、くしろバス㈱に改称
1988.11.11JRバス関東・東武鉄道・常磐交通自動車、東京駅‐(綾瀬駅、上りのみ)―いわき勿来IC‐平駅 運行開始 (いわき号)
・・以下の変遷がある
 ●1994.12.3  平駅がいわき駅に改称される
 ●2002.10.1  東武鉄道便が東武バスセントラルに移管される
 ●2005.9.1   上り便が浅草駅に停車開始
 ●2006.2.1   常磐交通自動車便が新常磐交通に移管される
 ●2006.12.15 小名浜系統(東京-小名浜) 新設
 ●2013.4.1   一部便が北茨城ICに停車開始
 ●2017.4.1   新宿系統(新宿いわき号、JRバス関東単独)新設
 ●2018.11.1  ミッドナイトいわき号が廃止される
1988.12.1北海道中央バス、千歳空港-(道央道)-岩見沢T-滝川T-芦別T(152.3Km)
 運行開始 (高速そらち号)
・・1日1往復運行
・・以下の変遷がある
 ●2000.12.1  冬期運休化(12~3月)
 ●2002.11.30 運行終了
 ●2003.4.1   廃止
1988.12.1北海道中央バス、千歳空港-岩見沢T(76.3Km) 運行開始
・・1日1往復運行
・・2003.4.1 廃止
1988.12.9西武バス・三重交通、東京(池袋)―伊勢市駅前 運行開始
・・昼行便と夜行便では大きく経路が異なっていた。夜行便は東名阪道長島ICで降り、一般道(R1、R23)を経由し桑名駅、近鉄四日市駅にも停車
・・以下の変遷がある
 ●2002.12.16 昼行便廃止
          夜行便は大宮まで延伸、三重側も鳥羽まで延伸
          (同時に志摩線も鳥羽どまりとしたため)都合2往復化
 ●2011.7.16  立川・新宿経由便と横浜経由便の2ルートに分ける
 ●2020.4.21  横浜経由便につき、羽田空港に停車開始
1988.12.10西武バス・北陸鉄道、サンシャインH‐池袋駅東口‐練馬駅―金沢駅前 運行開始 (関越・北陸道経由)
・・以下の変遷がある
●1989.6.1  JRバス関東が参入
●1990.10.1 西日本JRバスが参入
●2007.7.1  北陸鉄道が撤退
1988.12.21東京急行電鉄・一畑電気鉄道・中国JRバス、東京(渋谷)―出雲市駅、運行開始 (東急:ミルキーウェイ号、一畑・JR:スサノオ号) 
1988.12.21東京急行電鉄・庄内交通、渋谷駅BT-酒田(庄交BT)(491.9Km)運行開始 (東急:ミルキーウェイ号、庄交:日本海ハイウェイ夕陽号)
・・庄内便は1994年には’夕陽号’に改称されている
 (弘済出版社発行 高速バス時刻表1994年秋号による)
・・1996.6.15 東急便が撤退
1988.12.21日ノ丸自動車・日本交通・広島電鉄、鳥取駅-智頭―広島BC 運行開始 (メリーバード号)
1988.12.22近畿日本鉄道・長崎自動車、あべの橋-上本町―大村IC-長崎新地T 運行開始 (オランダ号)
・・以下の変遷がある
●2018.12.1 長崎自動車が撤退
●2023.10.1 路線休止
1988ドラゴンツアーズ、ツアーバス(名古屋名鉄BC-TDL) 催行開始
・・運行は名鉄系列の名古屋観光自動車が担当
・・車両は’寝台バス・メルヘン’という愛称を持ち、シートピッチを拡大したものが投入された。(国内の法令に従いベッドがついているわけではない)
・・シートは横4列縦8列(定員32名、シートピッチは約1.2m)であった。トイレの設置はない
・・当初は三菱ふそうMS725SエアロバスやMS726Sエアロバス(クィーンバージョン)などが使用された。のちMS8系に置きかえられると定員は36名にあらためられた

昭和64年
1989.1.8 
(昭和より平成に改元) 
  
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